今回のテーマはマーケティングの自動化です。マーケティングの自動化とは、つまり、集客の自動化です。一定の作業を繰り返しているだけで、どんどん顧客が集まってきたら楽しくないですか??
「え、でも、そんなこと実際に出来るの? めっちゃ怪しい!」なんて思っている人は、今すぐ考え方を改直した方がいいです。むしろ、自動化を意識していかないと、一生集客をものに出来ません。とにかく、自動的に、なるべく労力をかけず集客できる仕組みを作っていく意識が大事です。
まず、集客するためには入り口が必要です。興味のある人が、自分に興味を持ってくれて、近づいてきてくれるように環境を作っていくことが大切です。
一昔前であれば、テレビやら新聞やら、その他広告やらで、欲しくもない情報がどんどん消費者に入ってきていたわけです。ところが、インターネットが普及した今はまったく違います。消費者が必要な情報を探し出す時代になりました。そして、AIの時代が到来し、自分が潜在的に欲しいと思う商品やサービスが、自動的におすすめされるようになりました。
今や、まったく欲しくもない商品やサービスを無理におすすめされる機会すら、ほとんどありません。だから、まず求められるような情報を用意しておかなければないのです。情報を公開する場所は、ブログであったり自分の持っているメディアだったりします。
とりあえず、手始めに価値のある記事をどんどん発信しましょう。テーマに沿って100記事くらい、これ必要だろうなぁという記事を書いてみてください。
集客の要は、やはり今でもGoogleやYahoo!などの検索エンジンです。検索エンジンで価値のある記事や動画などのコンテンツを、的確なキーワードで上位表示させることで、自動化は一気に進みます。
一方、こういうと、今はSNSで情報を探すのが主流だから、むしろブログやオウンドメディアより、SNSを盛り上げた方が良いのでは? という意見が聞こえてきそうです。もちろん、SNSで集客は絶対必須なんですが、SNSは常に新しいコンテンツを作り続ける必要があります。
例えばインスタグラムで発信を止めたら、少しずつ見向きもされなくなりますし、新しいコンテンツがしばらく生み出されなければ、ファンはそのアカウントの存在を忘れ、いずれアカウントからの売上も無くなってしまうでしょう。更新頻度も重要です。
しかしブログやメディアなどの記事は違います。新しいコンテンツを生み出す必要はありますが、価値のある情報であれば、その情報を常にブラッシュアップし、最新に保ち続けるだけで、集客し続けてくれるというメリットがあるのです。
検索エンジンでの上位表示されたら、後はそのコンテンツに追記したり、古くなった内容を削除したりしながら、常に最新の情報であり続けること。そして、自分自身や会社自身の権威性を上げ、この情報は最新かつ最先端で正しいものだと、主張し続けることが大切なのです。
実際、弊社で展開しているシェアハウス事業も検索エンジンとホームページ経由が多いです。バリ島でカーチャーター事業をお手伝いしているのですが、そちらもSNSで写真を見て、最終的に検索エンジンで調べ、予約をされる方が圧倒的に多いのです。
まだまだ、顧客の購買行動に検索エンジンはしっかり組み込まれています。そして大事なポイントは「情報が新しいこと」「権威性があって正しい記事だと証明できること」「追記し続けて良い記事にすること」この3つに他なりません。
ちなみに、100記事書く理由としては、数字が見えやすくなるためです。100記事くらいかけば、徐々にアクセスもあがってきますので、反応が分析しやすくなります。更新頻度よりも内容の密度が高く、そして最新であることが大切です。
集客の窓口が、検索エンジンだけでいいの? という話です。いいえ、検索エンジンで上位表示させるまでの間、出来ることは山ほどあります。上位表示は時間もかかるし、地道に記事やコンテンツを生成しているだけではなく、もっと加速させていきましょう。
ここで出て来るのがリスト作りです。リストとは、定期的にこちらから情報を配信し、届けることの出来る人たちのことです。例えば、InstagramやThreads、FacebookやX(旧Twitter)。TikTokやYouTube。それぞれのSNSフォロワー=見込み顧客リストと言っても過言ではありません。
どのSNSも、フォローしてもらえば、こちらからいつでも定期的に情報配信をしていけますよね。これらSNSを使って情報を届ける方法こそ、マーケティングで結果を出す最短経路ではあります。SNSを使っての集客方法は、また別の記事で解説させて頂きますのでお楽しみに。
やがて人も集まり、自由に情報配信できるようになったら、どんどん情報や動画、音声、その他コンテンツを使って自分の価値を提供し続けてください。
ここから先のキーワードは徹底的な「奉仕」です。無料。ノーリターン。もう女神にでも仏にでもなったつもりで、世のため人のために、自分の出来る最大限の価値を提供し続けてください。今こんなに自分がんばってるのに、無益だし何してんだろう、とか思ったら、座禅でもくみましょう。
正直なところ、この段階は淡々とすべきことをするのが良いです。お金にならないだとか、儲からないかもしれないとか、いろいろな雑念が生まれてきますが、地道にギブを継続しましょう。その積み重ねこそが、最大の武器であり、後々大きく開花する土壌になります。
宣伝してはいけません。 本当に相手が今後、良い人生を送れるように提供し続けるのです。 邪念を出してはいけません。我慢比べです。提供し続ける期間が経験上、少なくとも1ヶ月〜3ヶ月。長くて半年くらいは継続してください。
ちなみに、この間もどんどん記事を書き溜めておいてください。マーケティングを自動化できる仕組みをつくるレシピは1日にしてならずです。とにかく徹底的な積み重ねが必要です。
知り合いで、有名になった絵本作家兼、画家の方がいました。その方は、半年前までまったくの無名だったのですが、最近、大きくバズって今や、講演会には毎日のように呼ばれ、原画は売れまくり、1週間でなんど1,000万円以上売り上げたのです。
では一体、どうやってバズったのか。彼の話を聞いて驚きました。なんとそれまで、公演家としても活動しており、日本全国、年間約300回もの公演を続けていたというのです。
ちなみに公演は口コミで依頼がきており、ある会場でやると、それを聞いて他の方も呼ぶというように、連鎖的に紹介が生まれた結果のようでした。しかし、自分はそれでも生きていけるくらいは稼げるものの、まだまだ理想とは程遠い状況だったそうです。
そんな中、あるYouTuberとコラボしたことにより、彼の名前が拡散。これまで公演を聞いたことのある大勢の人が一気に彼のチャンネル登録をしはじめ、そして出版する絵本も原画も飛ぶように売れ始めたということでした。
これまで、地道に公演を続け、少しずつ生まれたファンが、まるで堰き止められていたダムから水が放たれるように一気に流れはじめたのです。YouTuberとのコラボをきっかけに。これまで地道な努力を重ねていたからこそ、たまたま訪れたチャンスを火種にできたということです。公演活動でたくさんの人に会っていなければ、決して今回のバズはなかったでしょう。
リスト作りで、もっとも目指すべきところは、レスポンスの多さです。「自分が情報を配信したのであれば、必ずそのうちの大半が気になってくれる」というリストがあれば、なんだってできます。
そんな、最高のリストを作るために大事なのは、リストに加わってくれた人々に対して、よりよいサポートやサービスを提供できるかです。質が良ければ、人は手に取りたくなります。そして、自分のことを覚えてくれます。だからこそ、継続してよりよい情報やサービスを提供していかなければなりません。
たとえ、ひたすら人数を集めたところで、集めた先の運営が雑であったり、あまり価値を見いだせないものであれば、意味がないのです。価値がないなら、一過性の盛り上がりはあっても、いずれ、誰も見向きもしないリストになってしまうでしょう。
充分にフォロワーが集まり、記事も200〜300記事たまり、検索からの流入もあがりはじめたら。ステージのできあがり。いよいよマネタイズの時期です! 収穫祭です!この時点ともなると、みなさん、もちろん商品かサービスをお持ちだと思います。
商品を買えるページを作ってください。なるべく魅力的に、熱く語り、まるでその熱意を直接口頭で伝えるかのように。
デザインより文章が大事です。ホームページやランディングページを作るまでしなくても、まずブログ記事から買える形でも良いです。商品を紹介する文章が駄作では、話になりません。文章が悪ければ、どれだけデザインを作り込んでも無駄です。
まず文章を徹底的に作り込みましょう。そして、商品そのものに魅力がなくてもダメなので、可能なら、商品そのものをブラッシュアップできる体制を作っておいてください。ダメなものをマーケティングの力で売っても、一過性の盛り上がりにしかなりません。文章を読んだだけで、これなら何か自分に大きな価値になると、確信させられるような、そんな力を持った文章です。
ライティングに関しても、また別でお話していければと思います。
とにかく、響く商品と、サービス紹介ページを作り上げたら、あとは、今まで作ったSNSやホームページで大々的に告知してください。目立つが勝ち。 とにかく魅力的に目立たせましょう。
とはいえ、鬱陶しい広告のようになってはいけません。自分で読んだり人から見てもらったりして、ちょっとでも広告的な匂いを感じたら、変えましょう。大切なのは、素直に結果を受け入れる気持ちと、どれだけ即座に修正を加えられるかです。
そして、思い切って公開しましょう。ここでどれだけ売上が上がるかが勝負どころです。
Googleアナリティクスという分析ツールを必ず入れておいてください。いったいどこからどんなアクセスがあったのか。どういった傾向があって購入されているのかなど、後から分析できなければ、今後の伸びは期待できません。
以上の流れが一通りできたら、自動化の仕組みはほとんど完成です。とはいえ、それ以降もやることはあるわけで、永遠に放っておいていい、というわけではありません。記事を書き、SNSでユーザーを集める。SNSで記事を毎日配信して価値を提供する。そして、定期的に商品を告知し、動向を分析して商品ページや発信コンテンツに調整を加える。
上記の動きを繰り返し行いましょう。この状態を作り出すことが目標なのです。作ってしまったら、後は運用です。この仕組みを運用する過程で微調整を加えていけば、しばらくは集客に困りません。疲れたら、収益があがってきた時点で、誰かに仕組みごと任せてしまえば手離れもします。
さて、マーケティングをなるべく自動化する流れを一通り解説しました。説明をするのは簡単ですが、実現するのはなかなか根気のいる作業です。むしろ「根気が」必要です。ただ、地道に継続し、辛い所を乗り越えた人だけに、安心して集客が出来る仕組みは与えられます。
もし今、地道に続けておかなければ、未来永劫、リタイアするまで集客に苦しめられ続けることになるでしょう。今がんばって、地道に積み重ねてやり遂げるか、それとも諦めて、ずーっと人生における働ける期間、集客に悩まされるか。僕だったら、前者を選びますね。なんとしてでも。
ちなみに、今回書いた文章の中で、まだ詳細がわからない方は、たくさんいらっしゃるかと思います。Googleアナリティクスや、分析、価値のあるコンテンツの作り方など、色々疑問があると思います。
そんな方のために、これからも弊社オウンドメディアを更新していきます。詳しく知りたいと考えているかたは、ぜひ、他の記事にも目を通してみてください。
様々な事業開発に携わり、自らも連続的に事業を立ち上げる環境下で培われた事業デザインスキルと、高品質な技術をWEB制作に組み入れた独自手法で「求められるWEBサイト」をご提供。単純なWeb開発ではなく事業およびユーザー視点から、皆様のビジネスを手助けします。
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