事業や副業を始めると「一緒にやろう」であったり「こんな話がある」と持ちかけられることが増えます。
というよりも、日々、新しいプロジェクトが舞い込んでくるわけです。
結果的に、本来、自分自身がやろうとしていたことを置き去りにして、労力を分散してしまい、何も成し遂げられずに終わってしまう、というケースが多いわけです。
これが、最も事業の立ち上げが失敗するパターンです。
事業が成功するパターンは明確で、現状求めている「達成」にとって、不要な話には、どんなに美味しそうな話であっても、耳を貸さないことです。
こんな話がある、一緒にやらないか。一見、甘い誘いで手をつけておこうと思うでしょう。
ただ、そこで自分の軸とするビジネスや、成し遂げようとする過程に不要な内容であれば、容赦なく断ち切りましょう。どんなに大きな額を提示されようが、どんなに美味しそうな話であっても、です。
少なくとも僕自身は、今ままでの経験の中で、美味しい話についていって、ポジティブに物語が動いたことは一度たりともありません。
どんなに美味しそうな話であってもです。
上手く言った事業は全て、自分でゴールを決めて、他の全ての話をシャットダウンして取り組んだものだけです。
しかし、最初の段階では、何が自分のすべきことなのか、何を断ればいいのか分からない、ということもあると思います。
そんなときはまず、ロードマップを作ることをオススメします。
ロードマップとは、これから目標達成するまでに、どんな活動をして、何をしかけ、進んでいくかを記したものです。
言ってみれば、事業を成功させるまでの地図のようなものと言っても良いでしょう。
もっとも、ロードマップは状況やその場の判断によって変わっていくものではあるのですが、基本的に、ロードマップの達成に不要な話は全て断るようにすれば良いのです。
人も同じです。今のロードマップ達成にとって、不要な人材は、いかに特定の分野で優秀な人材であっても価値を発揮しません。
初期の段階でやりがちなのが、優秀だから、すごく仕事が出来るから、と言って、仲間に入れてしまうことなのですが、もしその特性が活かせなかった場合、いかに仕事が出来たとしても、活躍できません。
それは、人材の能力不足なのではなく、仲間に入れようと決めた事業側の判断ミスです。
人材であっても、美味しそうな話であっても、今の事業およびロードマップ達成に不要な場合は容赦無く断りましょう。
その意思の固さと、目標達成に突き進む推進力が、そのまま事業に結果として現れてきます。
事業を始めたばかりのことは、なかなか断ることも難しいとはおもいますが、この判断こそが成功と失敗の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
成功は他人の中ではなく、自分の中にあります。
もし、ふらっと何か美味しそうな話に着いて行きそうになってしまったときは、自分の事業のゴールを思い出し、必要か不要かで判断することを心がけてみてください。
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