こんにちは。上山です。
先日、数名で打ち合わせさせて頂いた時のことです。
打ち合わせというより、色々なアイディアを出し合ってブレストをしていました。
その場で結論は出さないものの、様々な角度から意見交換をするんですね。
すると、ふとした時に良いアイディアに結びついたりします。
ちなみにブレストとは何かというと、結論を出さないアイディアの出し合いです。
数人で意見を出し合って発想の誘発と連鎖を期待するものです。
企画や次の事業など考えたりする時、することが多くなります。
ブレストって、想像の外にあるアイディアが出るから面白いんです。
自分の考えの外にあるものを引っ張ってこれるから良いわけで。
もともと自分の考えの中にあったもので終始したら、意味が無いんですね。
ところが。
ブレストに参加していたある人が「それは違うと思います」なんて言うわけです。
軒並み、出た意見をイエスかノーかで切り分けてしまうわけですよ。
こういうタイプの方、たまにいるんですよね。
自分の中にある案でアイディアを組み上げていくなら、1人でやればいい話です。
ブレストはそもそも、イエスかノーかを誰かがジャッジする場ではありません。
誰かの意見を自分の意見と組み合わせて、新しいものを生み出す場です。
どんな意見だろうが、価値があります。
一旦、見方や角度を変えて、組み合わせるからヒントが生まれるのです。
自分の意見にこだわりすぎて本来の意味を見失ってはなりません。
それでは、自尊心と承認欲求とプライドの塊でしかないのです。
時と場合によって足手まといになってしまいますね。
ただ、これは彼に限ったことじゃありません。
議論が下手な人多いなと思うんですよ。
クリエイティブな発想を抽象的な意見の渦から生み出したいのに判断してしまう。
そういったタイプが存在するだけで、一気に場が無意味になります。
ブレストでなくても、普通の議論でもそうですね。
話が長くて、しかも要点が不明だったり。
いつの間にか、本筋から話がずれていたり。
優先順位がどこにあるのか分からず、一向に答えが出なかったり。
ひたすら否定になっていたり。
いつのまにか感情が無駄に高ぶって機嫌が悪くなっていたり。
逆に自分が語ることが気持ちよすぎて無駄に長かったり。
沈黙も、話すぎもNGです。
感情的になるなんて、もっての他です。
多くの場合議論には議論する目的があります。
できる限り早く目的を達成させるべきです。
議論をなんのためにするのか。
どこに向かってなんの目的を達成すればいいのか。
目的を達成するため、要点に近づいていく議論を積み重ねなければなりません。
極端に言えば、目的達成のために不要なやりとりは極力減らすべきです。
ですが、議論することに慣れていないと、無駄が多くなります。
ブレストの時もそうですね。
本来の目的達成にとって、明らかに不要な意見が全体を足止めします。
この人、いつまでこの無駄な話してるんだ、と捉えられかねません。
一発で端的に短時間にシンプルに、確信をついた意見の積み重ねが必要です。
議論にも上手い下手があります。
だからこそ、議論の練習って日常的に必要なんです。
練習量や場数によって、議論も上達していきます。
議論ができる場って、別に仕事だけではないですよね。
例えば家庭で掃除当番のスケジュールを決めることもそう。
友人と旅行の予定を決めるのもそうです。
議論をする場は、日常の中にたくさんあります。
日々の議論をするチャンスを存分に生かすこと。
どうすれば建設的に、最速で議論の目的を達成できるか考えること。
そのために何をどのように話せば良いかを意識すること。
こういった日常における練習が、議論を上達させていきます。
今、無駄な会議は「生産性」をあげる上でも大きな問題になっています。
心当たりのある人も多いのではないでしょうか。
生産性が低い原因は、無駄な議論の多さも要因の1つとしてあるのではないでしょうか。
議論が不要なことも、たくさんあります。
いちいち細かい情報共有を直接対面して行う必要はありません。
情報共有もオンラインでいくらでもできます。
それにも関わらず、わざわざ何かのルーチンワークのように回数だけが重ねられる。
無駄な時間は極力減らし、有意義に時間を使いたいですよね。
そのためにも、要点をしっかり捉えて建設的に話合える練習が必要なんです。
苦手だなあと思う方がいらっしゃったら、ぜひ意識して練習してみてください。
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