こんにちは。上山です。
普段は事業を作ったり売ったりしています。
前回は具体的な仕事の作り方、ビジョンの作り方について書いてみました。日本だとビジョンは甘く見られがちですが、副業・起業の軸として、もっとも重要なものですので、しっかり方向性を決めておきましょう。ビジョン無しには、何をやっても、厳しい道程を辿ることになるでしょう。
今回は、ビジョンや副業・起業の方向性を決定した後で、どうやって事業プランを具体的に形にしていくか、その第一歩をお伝えしていきます。まずは事業プランの作り方です。事業計画書とも呼ばれます。
まず大きな一歩として重要なのが、事業プランを徹底的に見える形としてまとめていくことです。まず、テーマやビジョンから書き始め、後は思いつくがまま、これは決めて置かなければならない、といった内容を、どんどん決めて書き込んでいきます。ワードでもパワーポイントでも、使い慣れているツールであれば、何でも良いです。
誰かとブレストする間に、自分一人で一方的にどんどん事業プランを作り、書き進めていってください。多数の意見を混ぜ合わせるよりも、一人で書き込んでいった方が牙のある事業プランを作ることができます。
ここで大切なのは、文章や図、写真などを使い、書きながらリアルタイムで、具体的なイメージを膨らませていくことです。考えてから作るのではなく、作りながら考える。事業プランを書きながら考える。頭の中でどんな事業をやるのか分かっているようでいながら、書面に落とし込んでいくと、案外、思いもよらない落とし穴にぶつかったり、新しい拡張的なアイディアが浮かんだりするのです。
なるべくキーボードを打つ手を緩めず、どんどん書き込んでいきましょう。思いつくがままに書き進めていくことがコツです。どんどん事業プランを書いていって下さい。項目の並びや表現方法などは、後でいくらでも作り直すことができます。ただし、事業内容やアイディアの拡張、その他、詳細をつめる想像力は、書き進めている一瞬の中で思いついたり発見があったりします。
後日その事業プランを見て「なんだこりゃ、全然だめじゃないか」なんて思うこともあるでしょう。それでもいいのです。遠回りで書きなぐった内容が役立つタイミングも同じようにあります。
ちなみに手書きはやめた方がいいです。どちらにせよ、パソコンやその他のデバイスでデジタルに資料化していくことになるので、手書きで書くだけ二度手間です。見づらいですし。もし手書きを活用するのだとしたら、ロジックツリーやマインドマップなど、実際にまとめていく内容ではなく、考えをまとめるためのツールとして活用しましょう。ホームページ制作やコンテンツづくりの時にスムーズに流用することができます。
一見混沌とした事業プランになるかもしれませんが、後からアイディアや内容を精査して、整理していけばいいのです。また、いくら「あれは違うんじゃないか、これは難しいんじゃないか」なんて考えたところで、所詮は自分自身の妄想にしかすぎません。本当に何が正しいか失敗だったかは、実際に事業を動かしはじめてから分かるのです。
スタートを切ってから反応を見たり、ユーザーの意見を聞いたり、集まったデータを見たりしながら、事業プランの方向転換と微調整を続け、最終的に完成形へとたどり着きます。それが基本です。
よく、考えすぎて「あれは違うんじゃないかこれは違うんじゃないか」なんて言って、事業プランを何度も書き直す人もいます。そんな葛藤は、はっきり言って無駄です。自分自身の価値観は所詮自分のものにすぎないのです。どんどんアイディアに挑戦し、形にし、社会へ投下していきましょう。そこから初めて、何が成功して何が失敗だったのかが理解できます。
なお、この段階では数字のことは全く気にしてはいけません。
いつまでにこのくらい収益をあげよう、なんて数字の計算は、どうせ進めているうちに何度も書き直さなければならない「目標」にしかすぎません。数字に力を注ぐよりも、いかに人にとって役立つか、問題を解決できるかです。人にとって素晴らしいものであれば、数字は必ず後から着いてきます。
何が世の中にとって素晴らしいサービスなのか。どうすれば見てもらいやすく、使いやすく、買ってもらいやすいのか。数字の計算をしている暇で、徹底的に考え抜いてみましょう。
一通りきめることを決めたら、いよいよ世の中に公開する準備をはじめていきましょう。まず最初は、インターネットを使って、自分のサービスや事業を世の中に伝えていくこと。そのためにはホームページやブログといった、自分自身の考えたことを、世の中に伝えていくために「基地」が必要です。次回は、具体的にホームページやブログ、そしてソーシャルネットワークを使って、世の中に事業を伝える段階をお話していきます。
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