こんにちは。上山です。
今日は、副業であれ起業であれ、事業を作る2つのマインドについて話をします。
大抵、副業でも起業でも、挑戦する人は2つのマインドに別れているのです。
1つは、ただ単純に自分が「稼ぎたい」というマインドを持つ人。
自由になりたい、場所も時間も関係なく仕事をしたい。
世の中の大半の人が、このマインドに当てはまると思います。
おそらく、9割はこちらなのではないでしょうか。
2つめが「社会を進化させたい」というマインドを持つ人。
お金や稼ぎに興味があるというよりも、社会の進化に興味がある人です。
イノベーションを起こしたい。世界の問題を解決したい。
世界的な億万長者やイノベーターと呼ばれるのは、こちらです。
自分がどちらのマインドなのかによって事業作りの作戦を変える必要があります。
「稼ぎたい人」が「社会を進化させたい」と自分を騙しても、嘘はバレます。
まず、熱意が伝わらず、やる気も勢いも違うので、完全に見抜けます。
逆に「社会を進化させたい派」が「稼ぎたい派」と同じ作戦は取れません。
これはそもそも、生理的に受け付けないからです。
そんな状態で、稼ぐための作戦を実行することは無理です。
どう頑張ってもモチベーションを上げることができません。
無難な小金持ちになりたいなら「稼ぎたい人」です。
最終的に大きな資産を獲得するのは「社会を進化させたい」という人です。
日本は教育そのものが無難な人を育てるので、前者のマインドを持つ人が大半です。
イノベーティブにならなくても食べていける、という状況もあります。
イスラエルで、新しい事業がどんどん生まれて盛り上がっていますね。
そこには、イノベーティブにならざるをえない社会環境もあったんじゃないかなと思います。
なお「社会を進化させたい」という人は、売却や上場を成すまで富は手に入りません。
それまで自由も手に入らず働きますし、挙句に狭き門です。
かかる時間は最近は短くなってきていて、最短3年程度です。
相当、頑張る必要がありますが。
売却や上場すると、社会的地位も資産も圧倒的な価値を手に入れることができます。
何より、社会に自分の痕跡を残し、世の中に対して進化を与えられます。
たくさんの人の役にたち、自分の存在意義が明確に刻み込まれます。
一方で「稼ぎたい派」は日常的にそこそこ稼ぎます。
小さな事業をしたり、投資をしたり、キャッシュとして自分に還元します。
しかし、会社自体が大きな価値を持つわけではないので、資産はそこそこです。
何か投資に回して、うまいことお金を生み出す仕組みを作るしかありません。
稼ぎたいか、社会を進化させたいか。
それぞれ、戦い方がまったくもって違うのです。
上記2つを混在させてしまった時点で、どちらも成功しません。
自分自身のマインドがどちらなのかを見極め、取るべき作戦をとる。
それが、良くも悪くも副業や起業を成功させるための基盤です。
例えば、稼ぎたい派の人が「これで売れた!」と話す作戦。
それを社会を進化させたい派の人が実践しても、上手くいきません。
なぜなら、やり尽くせないからです。
何かで結果を出すには、徹底的にやらなければなりません。
圧倒的に労力を投資して、頑張る必要があります。
その頑張りを支えるものが何かというと、根本的なマインドです。
自分が望む理想に突き進む、動力源次第だからです。
社会を進化させたい派のやり方を、稼ぎたい派がやると、嘘臭さが見抜かれます。
アイディアもベクトルがずれているものが多く、難しいのです。
稼ぎたい派のやり方は、社会を進化させたい派の人はできません。
そもそも生理的に受け付けないからです。
よく、自分自身にあったやり方を見つけよう、という話があります。
自分自身の特性を理解して、しっかり適合する形を取る必要があるのです。
何にモチベーションを感じているのかを理解し進むこと。
それが、人生で理想を掴んでいくための基盤とも言えます。
ただし、今の自分が全て、というわけでもありません。
マインドは途中で変わることがあります。
稼ぎたい派の人が、社会を進化させたい派に変わる場合。
これは、誰か人に会って影響された時や、すでに稼ぎ終わった時です。
人に会って影響されて、自分の存在意義や生き方を見直すことがあります。
その時、やっぱりこれじゃ自分はダメだと方向転換をするケースは多いです。
稼ぎ終わった後に「今度は社会に対して貢献したい」という場合もあります。
というより、大半の人が稼いで得られるものに飽きて、次を狙い始めます。
ただし、知識も考え方の経験の質も、10歩くらい遅れていることが多いです。
大抵、音楽やファッションの事業をやりはじめて失敗します。
稼ぐことと、最先端や未来を作ることは、まったく別の思考で動いているのです。
結果、自分には器じゃないと、途中で断念するケースも多々あります。
一方で「社会を進化させたい派」が「稼ぎたい派」に転身することもあります。
これは、圧倒的に追い詰められてしまった場合。
とにかくキャッシュを用意しなければまずい、となった時です。
ただ、根本がそもそも稼ぐことには特化していないので失敗します。
すぐ稼ぐことが上手な人と、未来を作る能力に長けている人は別種です。
自分で稼ぐより、投資を受けることを考えた方が早い場合が多いです。
すでに何らかの専門知識を持っている場合は別ですけどね。
稼ごうとすれば専門知識を使って稼ぐことは容易いです。
エンジニアだったり、マーケターであったり。
専門知識はいざピンチに陥った時の「守り」になります。
このように、根本的なマインドの違いで作戦を変えなければなりません。
人は、誰かが成功したとすると、すぐにそのやり方を真似しようとします。
ところが、そのやり方が自分のマインドにあわなければ、無理なのです。
全く同じやり方をしたところで、失敗してしまうでしょう。
なぜなら、冒頭でも説明した通り、やり尽くせないからですね。
最後まで全力で駆け抜けるモチベーションが生まれないのです。
だからこそ、最初に自分のマインドがどこにあるのか、見定めることが重要です。
一体、あなたはどちらのマインドを持っていますか?
しっかり自分を理解して、取るべき道を選んでいきましょう。
なお、マインドが決まったあと、どのように進めばいいかについて。
それは仕事づくりの教科書に書きましたので、ぜひ一度手にとってみてください。
自分の特性を理解したあと、どう進めばいいか、具体的に理解できるはずです。
最も、今の日本はマインドを「社会の進化」に向ける教育がされていません。
社会の進化を望む人は、おそらく全体の1割程度でしょう。
今のままだと日本は沈むので、1割を5割に増やすような教育もはじまるでしょうね。
最後に1つだけお話すると、社会の進化派が増えないと、日本は終わります。
終わるというのは、極端な話、衰退します。
世界がどんどん最先端の技術で溢れていく中、良くて時代遅れの国に。
悪くて、現状のインフラさえ維持できなくなってしまうでしょう。
人口も減っていくので、海外企業にとっても入ってくる魅力がなくなりますし。
すると、海外から仕事もお金も技術も入ってこなくなりますし。
日本でビジネスしても意味なくない?って話されたり。
となると、仕事がなくなって失業率もあがるかな。
富裕層を基本に、税金も上がるでしょうね。
先を目指さない未来に先進国としての未来はないかなと。
万事休すな未来しか想像できませんけどね。
だから、やれる人がやればいい、という現状は改善されていくかなと。
教育の中にマインドの育成が盛り込まれたりするんじゃないですかね。
というのが、僕の予想です。
少し話がそれましたが、社会を進化させたい派か、稼ぎたい派か。
マインドの違いで、攻め方も稼ぎ方も異なります。
現状も踏まえて、社会を進化させたい派の人が増えることを望みます。
自分が一体どちらなのかを考えた上で、学び方や作戦を考えて見てください。
最初に見誤らないことが、理想を叶えていくことに繋がります。
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