あなたはどっちのタイプ? 独立したい人が知るべき2つの性質。

公開日 : 2015-10-19 / 最終更新日 : 2023-11-12

あなたはどっちのタイプ? 独立したい人が知るべき2つの性質。

いつかは独立してみたい。会社という枠組みに入らず、自由にやってみたい。そう考えている方はどれだけいらっしゃるでしょうか。 ところが、独立へ踏み出したとしても、失敗やら成功やら、色々あるわけですね。特に独立したのに、会社時 […]

著者: 上山 翔太

いつかは独立してみたい。会社という枠組みに入らず、自由にやってみたい。そう考えている方はどれだけいらっしゃるでしょうか。

ところが、独立へ踏み出したとしても、失敗やら成功やら、色々あるわけですね。特に独立したのに、会社時代と比べて「こんなはずじゃなかった」「思ったよりも面白くない」なんて思ってしまうケース。そうはなりたくないですよね。せっかく独立したのなら、理想の働き方を手に入れた!とウキウキしながら仕事に取り組みたいものです。

さて、どうすればウキウキした独立へ行き着けるかと言いますと。最初に1つだけ、自分自身に目を向けて、確認すべきことがあります。それは、この世には2つのタイプの人間がいて、自分がどちらの人間なのか、ということです。

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まず1つめは「生み出す人間」。物事を発案して、ゼロからイチを生み出し、新しい価値を世の中に産み落とす人ですね。思いもよらない発想から、次々と組織に刺激を与えます。産み落とした後で地道な作業や分析をするのも好きですが、本当にその道を極めるかと言ったらそうではなく、人と交渉をしたり、新しい方向性を組織に示したりする、大枠を考えていく方が向いています。

一方、2つめは「続ける人間」です。生み出す人間が作り出した1を、100に増やすタイプです。1つのことに集中的に取り組み、マーケティングならマーケティング、分析なら分析、技術なら技術、というように一点集中で何かを習得していく人間です。大枠の仕組みや斬新なアイディアを仕掛けられるかといったらそうではなく、アイディアを作り出すよりも、1つの役割をこなす方が得意だというタイプです。

この2つの人間がいて、初めてビジネスは成功に向かいます。生み出す人がアイディアを出して形にし、続ける人がより形を突き詰めて完成度をあげていく。その一連の流れがあって、はじめて事業が成り立っていきます。1人で全部できる人間もいるのかもしれませんが、そう多くはありません。ほとんどの場合、2種類のタイプの人間がいて事業は進化していきます。

さて、あなたはどちらのタイプでしょうか? この見極めを勘違いしてしまうと、案外、長い間路頭に迷ってしまうかもしれません。

「生み出す人間」について。

何か事業をしたい、独立したいと考えた時に、まずは自分に目を向けてみましょう。ここで、道筋を間違ってしまうと、1歩、自分の結果から、遅れをとってしまうことになります。例えば、自分が「生み出す人間」だったとします。ところが、続ける側に回ってしまった場合、常に心にもやがかかった状態で仕事をしてしまうことになるでしょう。

「自分はここで働いていていいのか」とか「他にやることも仕掛けることもある」とか。「あんなこともしたい」「こんなこともしたい」など。今、その場で仕事する意味は理解しているのにもかかわらず、心のどこかでそんなことを考えてしまいます。

もし、自分に少しでも覚えがあり、具体的な案があるのであれば、今すぐに形にしてしまいましょう。もし、熱烈に自分の案を語ることができるのであれば、あとは行動力次第でたくさんの人が助けてくれますし、自分の本来の仕事だと感じることができるはずです。

ちなみにまったくゼロからの新規営業も意図せず得意で、なぜか仕事が降ってきたりします。新しい一歩を踏み出すことにまったくためらいもなく、自分の頭で考えて、何が合理的かを考えて実行していきます。

ただし、人並みはずれて自分の世界観で動いていたり、気が利かなかったり、案外心が弱かったり、飽きやすかったり。一般的に会社の中でそのポテンシャルが発掘されないまま消えていってしまう人も多いでしょう。どこかで変人な部分を持っているけれども、社会に長くいるうちに、どうにかこうにか強制されて、ようやく普通の人間として振る舞えるようなタイプもいます。自己主張がやたら強かったりしますので、反感を買うこともあるでしょう。組織の中ではなかなか扱いづらいタイプと言えます。

もちろん、とても人間的に素晴らしい人もいて、そういった人は組織でも個人でも成功して登りつめます。

「続ける人間」について。

また、続けるタイプの人だった場合。何か企画や案出しを任されたとしても、あまりよい案は出ないでしょう。それで悩んでしまうかもしれません。アイディアを考えることが苦痛になってきて、何度もダメだしをうけてしまいます。どこかで聞いたり見たりしたようなアイディアしか浮かばず、どうしても探せばあるものになってしまいます。

一方で、普段の仕事には遅刻もせずきちっと来て、結果を出すことができます。続けるタイプの人は一般的な職場で働いていることに、特に苦痛は感じませんし、誰かが熱く語っているのをみれば、応援したい! 手伝ってあげたい! という気持ちになります。すでに手元にある仕事のアップセルなんかが得意なので、とってきた仕事を渡すと非常に優秀な動きをします。

ただ、自分から攻める新規営業となると、何からしていいか分からなくなってしまう人もいます。しかし、総合的に結果は出します。続けることが得意なので、次第に事業を管理するようなり、頂点まで上り詰めたりします。結果、自分のことを起業家であると話をしたりしますが、本質はそこではないわけです。起業家として語り始めたら危険です。見かけだけであることが多いので、いざという時に並みな行動しかとれない可能性が高いです。

もし、何かの間違いで「生み出す人」が「続ける人」の仕事をやってしまったら。何か壮大な勘違いをしていない限り、もしくは両方できるスキルの持ち主でもない限り、ストレスが永遠に溜まっていくことでしょう。両方できる人は出会った時はありませんけれども。それか、まったく実現まで辿り着かない、もしくは的外れなアイディアを出してしまうこともあるでしょう。

また「続ける側」の人がゼロからアイディアを出してリーダーシップを取れ、と言われたら、何か成し遂げる前に心が擦り切れてボロボロになってしまう可能性が高いです。万が一アイディアを出せたとしても、条件が許さなかったり、そもそも投資が追いつかなかったり、ちぐはぐな流れになってしまいます。

自分の本質はどっちになるのかを見極めましょう。

自分が一体どっちのタイプの人間なのか、最初にきちっと見極め、自分の得意な本質から、得意をつきつめていくこと。これが、独立への近道です。生み出す人が、誰かのアイディアの下でやることは気持ち的にモヤモヤすることでしょうし、続ける人がアイディアを出さなければならないとしたら辛いだけです。自分の本質にあったタイプはどちらなのか、見極めてみましょう。

でも「生み出す人」はともかく「続ける人」は自分でゼロからイチを作れないのに、どうやって独立するのか、という話もあるでしょう。それは大丈夫です。業務委託の形式は、だいたい雇われていることと一緒です。自ら新しいアイディアを仕掛けることがなくても、会社やその他、実際の仕事の経験値があれば、しっかりと仕事をこなすことができます。

問題なのは、どうやってクライアントを掴むか、ということですが、そこは今までの知人や友人、仕事仲間、以前の会社などを辿ってどうにかクライアントを掴むしかありません。そこさえクリアし、結果を出すことができれば、何も自分でアイディアを出していかなくても、食べていくことはできます。それに、活動時間がフリーであることから、より自分自身のパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

生み出す人であっても、続ける人であっても、独立は可能です。ここまで見えていれば、あとは、自分自身がどっちの道を進めば、より、最適な環境で働いていけるかを見出すことができますよね。生み出す人として、次々とビジネスのアイディアを出し、形にしていくのか。それとも、続ける人、として委託という形で受けていくのか。独立を考える前にまず、自分の本質がどちらであるのか見極めることをお勧めします。そして、自分にあった道を選ぶことで「こんなはずじゃなかった」「失敗した」なんていう無残な独立を避けることができるでしょう。

ちなみに「生み出す人」がやたらリスキーな感じもしますが、業務委託を受けて結果を出せる力を備えた上で、アイディアを出しにかかれば怖いものはありません。業務委託を受けることで、心の中でモヤモヤを抱えながらも仕事をきちっとする。その間に、新規アイディアを実現して、自分自身の事業を育てていく。そんな流れを取れれば、一番、食いっぱぐれることなく仕掛けを作り出していけることでしょう。

今の時代、独立したい!という人は、そう多くはないと思うのですが、これからは、個人で活躍すること、個人の能力の高さがものをい言う時代になってくることでしょう。そして、嘘っぱちの実力はどんどん淘汰されていきます。そんなわけで、独立する気がなかったとしても、独立したってやっていける、もしくはそれ以上に力をつけて、今の時代を生き抜いていくのが、いいんじゃないかなぁと思います。

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