リモートワークはオフィスに絶対行かない、人に会わない、という話ではない。

公開日 : 2016-01-05 / 最終更新日 : 2023-11-04

リモートワークはオフィスに絶対行かない、人に会わない、という話ではない。

リモートワークの話をしていると、よく勘違いされることがあります。 リモートワークをしたら、100パーセント、オフィスに行かない、直接的なコミュニケーションをとらない、という勘違いです。 なぜか人はテレワークやリモートワー […]

著者: 上山 翔太

リモートワークの話をしていると、よく勘違いされることがあります。
リモートワークをしたら、100パーセント、オフィスに行かない、直接的なコミュニケーションをとらない、という勘違いです。

なぜか人はテレワークやリモートワークの話をすると、オフィスか家か、それともカフェか、のような印象を持ちがちなのですが、そうではありません。
前提として知っておかなければないのは、リモートワークとはあくまでも、ビジネスをスムーズに達成するための手段の1つ、にしかすぎないのです。

それを、コミュニケーション的な問題がどうだとか実際のデメリットがとか、なぜだか使い勝手が悪いようにイメージされているように思います。

リモートワークにはたくさんのメリットがありますが、デメリットもたくさんあります。
たとえ数十年先になったとしても、人と人の直接的なコミュニケーションは無くならないと思います。

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ただ、リモート化をすすめる、というよりリモートに慣れていくことによって、得られるメリットは使えばいい、という話です。

例えば、世界中から優秀な人材を確保できたり、子育てや育児がしやすい体制を整えたり。直接会う必要性が高くないミーティングをリモートで行ったり。
そうして業務を効率化し、無駄なコストをかけず、なおかつ人々の生活が豊かになるようであれば、適材適所で使えばいいのです。

コミュニケーションが取りづらいのであれば、直接会う機会を増やしたらいいのです。

その中で、今日はリモートでいいと思った時はリモートを使えばいいのです。
その時、諸事情で家にいなければならない人が、それでも働きたいと思った時にリモートを使えばいいのです。
どうしても物理的に会えない人と仕事を一緒にしたい時、リモートのチームを束ねるプラットフォームサービスを活用したらいいのです。

このように業務を効率化し、人々の生活を向上させるために、適材適所で新しい働き方を駆使することに、なんの疑問を抱けというのでしょうか。
とはいえ、それはダメだと言ってトライすることを忘れたのであれば、近い未来に対応に追われる、という話になるのでしょうけれども。

これからも、リモートに限らず、様々な働き方が提案され、増えてくることでしょう。
その中で、どの働き方が自分たちの組織に適合し、どういった方法をとるかは自由です。
おそらく、先行して新しい働き方の実験を積み重ねた組織は、次の時代に力を発揮するのでしょうが、今を考えるのであれば必要ない方法もあります。
どの手段を選び取るかは自分次第です。
リモートワークも新しく提案されている手段の1つにすぎません。

本当に大事なのは、どの働き方がより皆の生活を向上させるか、仕事がスムーズに遂行できるか、的確に選択できる目です。
多くの人々があげるメリットやデメリットの中で、自分がこうだと思ったものを選び取るだけであって、否定も肯定も全て判断材料にすぎません。

今、どんな働き方がいいのか。
未来のために、どういった仕事の仕方をしていくべきなのか。
判断する目を養っていきたいものですね。

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