何かを仕掛ければ世界が広がる。独立してよかった「3つ」のこと。

公開日 : 2014-12-18 / 最終更新日 : 2023-11-11

何かを仕掛ければ世界が広がる。独立してよかった「3つ」のこと。

まず「行動してみることが大事」だと、大勢の人が言います。僕は、本当に今、独立してよかったなあと思います。 具体的には、会社員から独立し、ウェブデザイナーとして、フリーランスになりました。 今回は、動いたことで実感および成 […]

著者: 上山 翔太

まず「行動してみることが大事」だと、大勢の人が言います。
僕は、本当に今、独立してよかったなあと思います。

具体的には、会社員から独立し、ウェブデザイナーとして、フリーランスになりました。

今回は、動いたことで実感および成長できたポイントを、3つくらいまとめてみます。
これから、自分で何か仕掛けたい、動きたい、独立したいと考えている人は、参考にしてみてください。

新しい挑戦の場を、たくさん与えられる。

フリーランスで数年動いて、起業してから、本当に知らないことばかりだなぁと実感する日々が続いています。
会社の中で働いていると、基本的に会社の中での価値観しか目に出来なかったわけです。
価値観というより「仕事の仕方」と言った方がいいかもしれません。

基本的に、会社は分業制ですから、自分の持ち場中心の価値観になります。
ところが、一度独立して個人で仕事を始めると、あらゆることが自分の「機会」や「活躍の場」として与えられます。
例えば、これまではデザインやコーディングといった技術しか、仕事としていませんでした。
だけど、同時にマーケティングを求められたり、売り方を学ぶことを迫られたりするわけです。

当然、技術者でいると、その辺がわからなかったものですから、やるとなれば勉強しなければなりません。
普通だったら「ここは自分の仕事ではない」とはねのけるところなのですが、やはり活躍の場を増やしていきたいと思うのです。
それに今後、技術だけで生き延びていけるかと言ったら、そんなことは無いはずなのです。
どんどん時代は変わりますし、もっとホームページだって簡単に作れるようになるはずです。

でも、会社にいたら、こんな機会、与えられることなんてありませんでした。
独立した瞬間に、一気に仕事の価値観が自由になってたくさん挑戦ができるようになったのです。

仲間に教えられ、お客さんに教えられ、そして自分自身の立ちあげたビジネスに教えられ。
一歩一歩進んでいくごとに、発見と成長が山のように積み重なっていきます。

自分の「社会における」レベルが把握できる。

たくさんの人と一緒に仕事をすることになるので、自分がどの程度の位置にいるのかが、わかってきました。
これは、技術者に限ったことではなく、他の職種でも同様かなと思います。
例えば、会社の中では優秀でちやほやされていたのに、外に出ると全然ダメだったり。

僕の場合は、会社の中では「中の中」くらいにはなれたかなという認識でした。
ところが、会社の中の「中の中」は、社会において「上の中」に匹敵できるかも、という自信に変わりました。
いや、ここで自信もったり満足する、ということが果たしていいのか、分からないのですが。

たしかに、会社のレベルが高ければ、自分のレベルも相対的に低くなります。
でも、こんなもので全然満足する気はないので、これからどんどん進歩していけるように頑張ります。

人間って、働く場所によって自分の成長度合いも評価のされかたも、全く異なります。
中では、すごくレベルの低い会社に行って、満足してしまっている人もいるのでしょう。
きっと、自分は全然ダメだと、転職して気付くんでしょうね。
井の中の蛙にならないように、どんどん精進していかなければなりません。

仕事って自由なんだ、ということに気づけた。

会社の中にいたときは、仕事を何か、決まりごとのように感じていました。
ある固定の業種の中で、いつも繰り返ししていることを、アレンジし、どこまでクオリティをあげられるか、みたいな感覚があったかもしれません。
何か、一本自分の目の前に道が敷かれていて、その道の上をどれだけ完璧に歩けるか、というようなイメージがあったんです。
でも独立すると、一本だった道がありとあらゆる方向に広がります。
目の前にしかれた一本道を歩いていても、そこからたくさんの道が枝分かれするわけですね。

例えば、僕はホームページ制作をしていましたけども、クライアント様と「こんなビジネスを一緒にやらないか?」という話にもなるのです。
普通であれば、単純に見積もって終わりだけども「こういった支払い方法はどうだろうか」というように、お金と技術提供の形さえ、アイディア次第になります。
結果、提案を受けて、こっちの方が将来のためになるかもしれない、と感じたら、支払い方法を変えたりもします。
ビジネスをする、事業をするということは、本当に自由なんですね。
お金を稼ぐ、収益を作るということは、途方もなく様々な方向に広がっているわけです。
そんな無限に広がる道の中で、自分がいかに交渉し、道を選び抜いていくか。
自由の中に自分で道を作り出していける楽しみがあることに気づけました。

でも、実際向き不向きもある。

独立して自分でやっていく、フリーランスとして働くとなると、何もかも全て自分でやる必要があります。
例えば、確定申告もそうですし、本来「作る」ことが好きな僕としては、自由な反面、やりたく無い部分も増えました。
本来の専門職としての働き方や、自分のやりたい仕事だけに集中したいのであれば、会社員の方がいいと思います。

ただ、専門職やこれまで自分のやってきた分野だけに止まらず、多方面で活躍したいと考える場合、フリーランス、独立はうってつけです。
自分の専門技術や専門スキルを生かして、仕事を作っていけるからです。
専門スキルをいかに、これからの仕事作りに活用していくか、という視点がら捉えられるのであれば、独立した方がむいています。
自分が現実的にフリーランスに向いているのか、独立した方がいいのかを考えて、踏み込むことは大切かなと。

ただ、今後の社会、少なくとも僕たちのようなホームページ制作に関する技術者は、複数のスキルが求められるはずです。
世の中の進化は早く、通常のデザイナーやエンジニアが、どれだけ価値を発揮し続けられるのか、正直見えません。
普通のウェブデザイナー、専門的な分野はあって然るべきですが、本当に技術の高い人だけが生き残っていくのかなと。
そこそこの技術の持ち主であれば、作業速度と他の分野へ理解が大切になってくるのでは無いでしょうか。
なぜなら、起業のあり方は速度が重要視され、マーケティングには商品開発そのものの深く関わってくるでしょうし。

以前僕が、ロサンゼルスで出会った起業家集団は、まさにそうしたコンサルティングでも成功しているわけなので、日本も同じ道をたどるかなと思います。
僕は、技術を徹底的に極めるつもりが無いのであれば、一刻も早く複数のスキル、特にマーケティングに対する理解を深めていった方がいいのかなと考えています。

まとめ

独立して、幾分か成長できたんだと思います。
考え方の幅や、発想の幅、価値観の許容量を膨大に増やすことが出来ました。

色々な悩み事や問題があるんですが、今思えば「なんで昔の自分はそんなふうにしてしまったのか」と思うことばかりです。
今の自分だったら、もっとマシな決断が出来たよなぁって、実感することが多々あります。
人間関係や交渉、決断すべきポイント。

少し前までの自分自身は、攻めることしか知らなくて、今思えばものすごく安易だったんです。
そのおかげで沢山の人に迷惑をかけたこともありました

でも不思議とモヤモヤしていないのは、これからも、たくさん決断のタイミングがあって、きっと次は上手くやれるだろうと思えることです。
知識や経験は、脳にインプットしただけではまったく意味なくて、自分自身で体験してアウトプットするからこそ、力になり、本当のノウハウとなる。

前々から知っていたことはたくさんあったけれど、きっと当時は、まだまだ自分の物にしてなかったのでしょう。
独立してから、全ての知識が体に定着し、膨大な体験をして、ある程度成長出来たのかなとは感じます。
だからこそ、きっと迷惑をかけた人にも恩返しできると信じられるようになりました。

独立後は、けっこうギリギリな状態で、土壇場に立っている感じ満載なのです。
ただ、ありがたいことに、たくさん助けて頂ける人も出来ました。
冷静に状況を把握できるし、何より壁の1つ1つが楽しくさえ思えてきます。
独立して、本当によかったなと心の底から思います。

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私たちは、14年の実績を持つ、ウェブ制作チームです。事業とユーザーを理解し、本当の意味で「戦力になる」ホームページを作ります。

様々な事業開発に携わり、自らも連続的に事業を立ち上げる環境下で培われた事業デザインスキルと、高品質な技術をWEB制作に組み入れた独自手法で「求められるWEBサイト」をご提供。単純なWeb開発ではなく事業およびユーザー視点から、皆様のビジネスを手助けします。

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