マーケティングや事業領域について、深く理解した上で戦略的な制作物を作れるチームや企業は、そう多くはありません。そのほとんどが、単純に競合他社のホームページやアプリを調べて、どんな施策を行っているのか抽出し、対抗策を考える、くらいの内容で収束させます。一方で私達は事業開発を実践してきた知識と知見から、深く事業について理解し、本質的に何を情報としてまとめたら良いのか、情報からデザインする術を知っています。
深く事業についてに理解を深め、ユーザーの気持ちや思考を理解し、その他、マーケティングからの導線まで把握した上でホームページを設計することで、情報が伝わり、事業の魅力を引き出し、効果の高いホームページを作り上げることを可能とします。
また、情報が伝わるホームページを作るために、事業開発でよく活用する「小さく初めて何度も試す」といった手法をウェブ制作や開発にも適応します。よって、通常のウェブ制作の流れとは、少し、フローが異なるかも知れません。具体的には、次のようにして制作を進めていきます。
まず、今回ホームページを制作する目的について、ヒアリングします。それから、全体的なホームページに対するイメージや方向性を確認していきます。ただし、クライアント様へのヒアリングどおりに制作するわけではありません。あくまでも、イメージをお伺いするだけで、実際にどういった方針で制作したほうが良いのかについては、私達が根本から設計します。
どんな情報を入れるべきか、どういった表現方法をすべきかなど、ユーザーインタビュー等も交えながら綿密に設計を行い、使いやすく、情報が伝わりやすいホームページを企画します。ご希望の方向性に沿えるように最大限の努力はさせていただきますが、調査等の結果、もし別の表現方法や設計が良いとなれば、比較、テストした上で、合理的に最良の方法を選択することになりますのでご了承ください。
業界の状況やユーザーについて、調査します。制作する私達も、業界についてしっかり知って置かなければ、適切なホームページを作ることはできません。インタビューや観察手法を駆使しながら、取り組む業界のユーザーが、どのような情報の受け取り方をするのか、どんな情報を求めているのかなどを定性的な情報について調べます。その過程で、御社の社員様やユーザー様にお話を聞かせて頂く機会があるかもしれません。その際は、可能な限りご協力頂けますと幸いです。
また、状況によっては直接のインタビューなどの実施が難しいこともあるかもしれません。そんな時は、ソーシャルネットワークやインターネットの情報といった多角的な情報源を調べることで、より深く業界について理解し、さらに「作り込む前に公開」することで、直接、市場の反応を分析しながら改善前提として作っていくといった方法もあります。その都度、状況や結果にとって最良の調査方法を提案させて頂きます。
一通り調査し情報を集めた段階で、ホームページの企画設計を行います。サイトマップやワイヤーフレームの設計、情報アーキテクチャと呼ばれる「いかに情報を見つけやすくするか」に基づく設計など、数々の経験と知見を使った企画設計を行います。ホームページであれ、ウェブサービスであれ、決してなんとなくの感覚だけで構築されるものではありません。調査を元にした論理的な設計や企画こそ、後々の成果につながる鍵となります。
この段階で、ワイヤーフレームを可能な限りユーザー視点を持つ協力者に見せることで、どの情報が見つけにくいのか、また、どうすれば情報を見つけやすくなるのか、コピーはどのように作ることが一番適切なのかなどを確認します。ポイントは身内だけで議論するのではなく、ユーザー視点を持つプロジェクトメンバー以外の人物に見てもらうことです。実際に見て、試してもらうことで、よりユーザーに寄り添った情報設計を行います。
一通り、ワイヤーフレームやサイトマップの段階での設計が終わったら、本番公開用のホームページを制作します。ここで重要なのが「完成は存在しないということ」です。どんなホームページやウェブサービスでも「公開しているものはすべて改善途中」に他なりません。Facebookだって、未だに改善を続け、日々使い方やレイアウト、デザインが変更されていきます。それは、公開して試し、実際に使ってみてもらって情報収集しなければ、成果を挙げるために、本当に重要なことはわからないということなのです。
だからこそ、まず、なるべく時間をかけずに生み出せる内容で制作します。追求するのは公開後です。例えば身内だけで「こんな形が良いんじゃないか」といくら議論を重ねたところで、最終的に判断するのはユーザーなのです。ユーザーが介在しない議論に、意味はありません。調査の過程である程度ユーザーニーズは把握しますが、それでも、散々時間をかけて議論し作ったあげく、出してみたらすべての議論はメンバー内の妄想でしかなかった、という事態もよくあることです。なので、まず素早く作って公開し、それから改善をするというスモールスタート前提で最初のホームページを制作します。
ホームページをオープンにする前に、まずユーザー視点を持つ複数名にホームページを使ってもらうことで、使い勝手を確認します。どれだけメンバー内で確認したところで、本当の使い勝手に対するデータは確認できません。ホームページの設計に対して知識がまったくない状態の人でも、すぐに情報を見つけられることを確認する必要があるのです。
まずは非公開の状態で複数人に使ってもらい、何かしらのタスクをホームページ上で遂行してもらいます。そこで得た情報を元に、ホームページに改善を加え、公開用のホームページへとアップデートしていきます。実際に使ってもらうことで情報を手に入れ、ユーザーの目的を達成できると確信を持てることが大切です。
いよいよ公開です。これまで作り上げてきたホームページを公開しましょう。ただ、これで終わりではありません。ホームページ制作において、すべての段階はテストなのです。ランディングページであれ、コーポレートサイトであれ、ウェブサービスであれ、公開したその後こそが重要なのです。
公開後の反応を見ながら、より目標達成に向けてホームページを改善していきます。分析ツールの活用だけでなく、マーケティング施策との兼ね合いによる理解のしやすさ、情報伝達の仕組み、ユーザーインタビューを含めて、モニタリングを行い、目的が達成され続けているか、そして、今後どうすればさらに良くしていけるのかについて、検証と改善を繰り返します。
よく言われるようにホームページは作って終わりにしてはいけません。公開してからいかに適切で論理的でありながら定性的に改善を繰り返すかが重要なのです。以降、料金的には月額等に以降し、運用フェーズに入ります。より高次元のホームページを目指して、一緒に進化していきましょう。
ホームページやウェブサービスの運用や設計は、恒久的にモニタリングし、維持し、改善していかなければ未来はありません。時代は常に変化しますし、その度にアプローチやユーザーニーズも変化します。その変化を常にモニタリングし、サイトを進化させていくためには、すべて外注で行おうとしても難しいことです。すべてを外注で行おうとすれば、それこそ、膨大な予算が必要となるでしょう。
ではどうするのが良いかと言えば、サイトのモニタリングや戦略設計などを社内の人材が習得し考えられるようになることが、最も効率的かつ効果的で低コストな方法であると理解しています。また、実際に作っていく中でも、社内に詳しい方がいて、業界の内側にいる方と同じ知識、知見を持った上で議論できることが、よりホームページに建設的な制作、開発につながることは確実です。
だからこそ、担当者自身が正確な知識を元に議論を勧められるよう、惜しみなく知識や知見を担当者の方に共有し、ウェブ戦略家として育成させて頂きます。毎回、ミーティングのはじめにちょっとしたウェブ制作・戦略に関する知識を共有する場を設けますので、ぜひ、吸収して頂ければ幸いです。
ウェブ制作および開発は、下記の内容で提供されます。下記に掲載されていない技術に関しては、ご提供できませんので、予めご了承ください。
費用に関しては、基本的にすべてお見積りとなります。また、一度リリースして運用フェーズに入ったサイトに関しては、月額でのご契約も可能ですので、その際はご相談ください。
まずは、メールアドレス ( info@quon.ink ) 宛にお問合せください。その後、担当者から折り返し、ご連絡させて頂き、最初の打ち合わせ日程について、ご連絡させて頂きます。最初の顔合わせミーティングの際に、状況の把握と今後の流れについてお打ち合わせさせて頂き、プロジェクトスタートとなります。皆様と一緒に最高のホームページを作り出していけることを、楽しみにしております。
様々な事業開発に携わり、自らも連続的に事業を立ち上げる環境下で培われた事業デザインスキルと、高品質な技術をWEB制作に組み入れた独自手法で「求められるWEBサイト」をご提供。単純なWeb開発ではなく事業およびユーザー視点から、皆様のビジネスを手助けします。
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