とにかく認識を合せること! デザインでトラブルにならないウェブディレクションとは。

公開日 : 2015-05-25 / 最終更新日 : 2023-12-25

とにかく認識を合せること! デザインでトラブルにならないウェブディレクションとは。

ホームページ制作において、最も難しい調整の1つが、デザインのすり合わせではないでしょうか。クリエイターチームが自信満々でホームページデザインを持って行ったところ、クライアント様は「イメージと違う」と浮かない顔をされること […]

著者: 上山 翔太

ホームページ制作において、最も難しい調整の1つが、デザインのすり合わせではないでしょうか。クリエイターチームが自信満々でホームページデザインを持って行ったところ、クライアント様は「イメージと違う」と浮かない顔をされることも、たくさんあると聞きます ( 私たちはほぼ無いですが )。

これは、制作を進めていく課程でよく起こりがちなトラブルです。特にデザイン段階でクライアント様が抱いている認識と異なった場合「イメージと違う」「デザインを作りなおして欲しい」など、様々な「出戻り」が発生します。やがて、何度も修正しているのにクライアント様が一切納得しない、という自体になってしまう。なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか。

すべての原因は「認識の不一致」

人には何かしらのイメージが、必ず頭の中に存在します。この「何かしらのイメージ」と、実際に出てきたデザインが異なると「何か違う」の泥沼にはまりこんでしまうのです。逆に言えば、クライアント様がイメージしているデザインを確実に探りあて、さらにプロの意見を交えながら「こういうデザインがベストです」というイメージを、ミーティングの段階で合せることができれば「何か違う」という事態をかなりの確立で防ぐことができます。

もしデザイン段階で何度も出戻りが発生するようであれば、それはディレクターのヒアリングおよびディレクション力不足です。または、単純にデザイナーの力量が足りないかのどちらかでしょう。少なくとも、ヒアリングとミーティングの段階で確実にイメージをあわせることができれば、後は最低限、オーダーどおり作ればいいだけなのですから。

イメージを互いにあわせるにはどうすれば良いか

ここで抑えるべきポイントは3つあります。

まず1つ目が、メインとなるカラーとサブカラーを決めること。デザインの印象は色によって大きく左右されます。全体的に何の色を使ってほしいのか、そして、もしサブとして使う色があるのであれば何色なのか。色をしっかりと最初に決めていくことで、全体的な印象を固定します。

2つめは印象です。可愛いサイトなのか、格好いいサイトなのか。綺麗なのかゴージャスなのか。ざっくりとしたイメージを聞き出します。色と全体的なサイトの印象を話し合いで決めることによって、お互いに納得しながら印象を詰めていくことができます。

特に「互いに納得し合いながら」というところが大切です。例えばディレクターが「これがいい!」と提案してもクライアント様が悩んでいたら、結局最後に「やっぱりちょっと変えて欲しい」となってしまうことでしょう。もし、自分たちの主張を通したいのであれば、確実に心の底からクライアント様を納得させてから進んで行く必要があります。一体どんな印象を持っているのか。クライアント様の意見をたくさん引き出し、イメージを固めましょう。

ここで大変なのが、人によって「可愛い」や「格好いい」も価値観が大きく異なることです。人それぞれ、何が「綺麗」だとか「ゴージャス」なのかは、全く違います。ここで、どういうデザインをクライアント様が「可愛い」「格好いい」と感じるのかをしっかりと探っていく必要があります。

では、どうやって探るのか。それが3つめです。

答えは、参考サイトをとにかく見せることです。良いホームページをまとめたリンク集は、インターネット上にたくさんあります。とにかくリンク集の中から、これまで引き出した情報を元に、参考サイトを見つけて直接見せていきましょう。具体的にホームページの形として見せることで、クライアント様もイメージがわき、完成形を思い浮かべられるようになります。

クライアント様の認識を固める手伝いをする

クライアント様はデザイナーやディレクターほどホームページを注意して見ているわけではありません。最初はほとんどイメージできていない場合が多い。しっかりと参考サイトを提示して印象を固めてあげることで、はじめてホームページをイメージ出来るようになるのです。

ここで、いくつか「こういうサイトにしていきましょう」というイメージを、互いに固め、認識を合わせます。ここまでしてはじめて、互いの認識が徐々に決まってきます。

色、印象、そして参考サイト。この3つが決まってしまえば、後はデザイナーの作業です。デザイナーの腕が極端に悪ければ、この情報があっても作れないかもしれませんが、大体これら3つの情報、そしてワイヤーフレームさえあれば、デザイナーは具体的にイメージを持ってデザインを作り出すことができるでしょう。そして、同様のイメージをクライアント様を持っているので、出した時に「イメージと違う」ということが起こりづらくなる。だから出戻りもなくスムーズにデザインが通るのです。

まとめ

「イメージと違う」と言われるのは、デザイナーの力量が原因なのでしょうか。それだけではありません。まずクライアント様とデザイナーの認識をミーティングの段階でしっかり合わせられなかったディレクターの責任が大きいです。

デザイナーがベテランであればなおさらです。「イメージと違う」と言われ出戻りが多くなるのは8割ほど、ディレクターのミスと言えるでしょう。よっぽどデザイナーが独創的であれば別ですが。

まず、ヒアリング、そしてミーティングの段階で、確実にクライアント様が製作者サイドと同様のイメージを持っていること。これは絶対条件です。もし、デザインの段階で一発で通らない、トラブルになりやすい、そう感じてしまう場合は、最初に決めるべき3つ、そして互いの印象の一致に関して考えてみましょう。その後の仕事が激変するはずです。

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私たちは、14年の実績を持つ、ウェブ制作チームです。事業とユーザーを理解し、本当の意味で「戦力になる」ホームページを作ります。

様々な事業開発に携わり、自らも連続的に事業を立ち上げる環境下で培われた事業デザインスキルと、高品質な技術をWEB制作に組み入れた独自手法で「求められるWEBサイト」をご提供。単純なWeb開発ではなく事業およびユーザー視点から、皆様のビジネスを手助けします。

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