こんにちは。上山です。

南国に行き過ぎて飽きたので、北の最果てに来ました。
今、この記事を書いているのは、カナダの最北端にあるユーコン州。
ホワイトホースという街です。

マシューレイクと呼ばれる湖の辺りに、ロッジがありまして。
雪に囲まれた、サンタクロースの住処みたいな場所です。
やはり、旅は素晴らしいですね。
発想力と想像力を、新しい知識や環境が飛躍させてくれます。
体験記は別途書いていきますので、興味あれば読んでみてくださいね。

さて、今回は、副業を圧倒的有利に作るためのスキルについてです。
よく、副業を作るために「技術」は不要、という話は語られます。
ここで言う技術が何かというと「ホームページ制作技術」のことです。
Photoshopを使ったデザインやHTML、JavaScript、PHPなど、ホームページを制作するための技術ですね。
分からない方は、一度、Google検索で調べてみてくださいね。

確かに、僕も副業を作るために技術は不要だと思います。
ただ、僕自信が技術を使えるようになって分かったことがあります。
技術が使えると「最速で成功させる可能性を高められる」ということです。

現在、どんな仕事を作るにしろ、インターネットを使ったマーケティングや集客は、どんどん価値を増してきています。
どう合理的に考えても、アナログでマーケティングをするよりも、インターネットを使った方が、圧倒的大多数に情報を届けることが出来るからです。
断言しますが、アナログでしか売れないのは、インターネットにおける顧客との関係性作りが下手くそだからですね。

そして、インターネットで何かを売る以上、ブログやホームページを効率的に使うことが出来れば、より有利にマーケティングを進めることが可能です。

では、ホームページ制作の技術を習得すると、一体何がメリットになるかというと、素早い「分析と改善」が出来るようになるからなのですね。

ホームページを自由に作れるから有利なのではありません。
素早く「分析と改善」が出来るから有利なのです。
この言葉を、明確に記憶しておいてください。

副業でも起業でもそうですが、結果を出すために重要なのが素早い「分析と改善」なのです。
事業を仕掛けて、一発目で成功できたら奇跡です。
ホームページやブログも、一発目で最大の結果を出せることは、皆無です。
よく、ホームページ制作を外注すると「作って納品して終わり」という所がほとんどですが、それで結果を出せるわけが無いのです。

所詮、一発目に作ったり仕掛けたりした内容は「妄想」なのです。
この言葉を強く認識しておいてください。
どんなに事前調査をしようが、全ての物事は仕掛けるまで分かりません。
少しは結果に近づく糧にはなるかもしれませんけどね。
ただ、所詮、想像でしかないのです。

よく、最初のリリースに異常なこだわりを見せる人がいます。
それは、自己満足の趣味と妄想を、無駄にぶつけて時間を消費しているだけです。
よく、いますよね、そういう人。
もちろんスティーブ・ジョブズくらいのカリスマ性があったら、それでも成し遂げられるかもしれません。
カリスマ性は、全ての物事を「正しく」してしまう効果がありますからね。
ですが、そんなカリスマ性をほとんどの人は持っていませんし、持っていたとしたら10代か20代の半ばまでには何十億という大成功を収めています。
自分をスティーブ・ジョブズと勘違いすることはやめましょう。

では、どうすれば僕らのような「普通の人」が成功確率を高められるか。
答えは、とにかく仕掛けて検証することです。

一度、事業をリリースしたら、その結果を分析し改善します。
何度も改善を重ね、ニーズを捉えた商品・サービスを作り上げていくのです。
そこで、成功する要素が見えてきたら、徹底的に作り込めば良いのです。
もし、妄想の初期段階で作り込んでしまったらどうなるでしょうか。
どんなに作り込もうが、修正と改善を繰り返すことになります。
結果、最初にかけた分の時間と労力が無駄になってしまいますよね。

ホームページ制作技術を持っていると、ホームページやブログに対する修正と改善が、圧倒的に高速で、かつ費用をかけずに実施することが出来るのです。

画像はどんなものを使えばいいか。
ボタンは何色がいいか。
レイアウトはどんな内容がいいか。
文章やコピーライティングはどうすればいいか。
仕掛けた結果、どんな効果があって、今後どうするか。

分析と改善を、凄まじい速さで行うことが出来るのです。
もし技術を持っていなければ、ホームページやブログの導線作りやブランディングの構築を、技術者に外注しなければなりません。
外注すれば、当然、修正対応の速度も遅れます。
自分でやれば一瞬で出来ることも、数日かかったりします。

つまり、ニーズを見つけ出すまでの時間が遅くなります。
成功が遅くなってしまう、ということなのです。
おまけに外注費用もかかるので、無駄にコストがかかります。
基本的に副業であれ起業であれ、外注すると速度が遅くなるわけです。
企業においても、同じ理由でホームページ制作は内製化が進んでいます。
通常、企業は人を雇って解決しますが、個人の場合、人を雇う資金がなくとも、自分で学ぶことで同じ体制を作り上げることが可能です。

だからこそ「ホームページ制作技術を持っていると有利」なのです。

ちなみにこれは、シリコンバレーを始めとして、アメリカ全土で標準的な手法とされる事業立ち上げ手法「リーンスタートアップ」という手法に基づいた考え方です。

最初はざっくり作ります ( プラスでデザイン性があればなお良い )。
分析と改善を繰り返してニーズにて適合させていきます。
そして、ある程度顧客が生まれるようになったら、作り込んでいきましょう。

技術を持っていなくても、もちろん成功は可能です。
ただ、持っていれば、より成功までの道を短縮出来ます。
マーケティングも有利に進めることができます。

もし、時間と費用が許すのであれば。
ホームページ制作技術の習得に時間と費用を投じることを、オススメします。
最初は、簡単な修正が出来る程度でも構いません。
とにかくスタートし、続けてみることが大切です。
僕の場合は、それほど技術が事業の成功を後押ししてくれました。
もちろん、向き不向きもありますが、一度、ぜひ挑戦してみてください。

上山 翔太

株式会社クオン代表取締役

2007年からWEBデザイナー / エンジニアとして活動を開始。2015年には、セブ島にて立ち上げた日本人対象のクリエイター育成スクールと運営していたメディアを売却。その後、アメリカで事業デザインを無理やり学ぶ。帰国後は起業家育成プログラムを立ち上げ、新規事業開発、起業家育成に従事するほか、マーケティング戦略策定、ウェブ開発技術を提供。「IT留学シェアハウス」や「起業教育・支援プラットフォーム」を開発、運営。その後、株式会社QUONを立ち上げ。WEB制作事業を軸として、クリエイターと起業家を産む村づくりプロジェクトなどをバリ島と日本を中心に推進。