世の中には、様々なノウハウが出回っています。

こうすれば売れる、ああすれば売れる。
ネットで何か売るための手法が、右にも左にも落ちてますよね。
そして、どれを信じれば良いか、わからなくなってしまうかもしれません。
情報が多すぎるというのも、学びにとっては弊害になるものです。

しかし、どんなノウハウであっても、必ず抑える1つのワードがあるのです。
それが無ければ、どんな方法でもモノは売れません。
みなさんが、自分で「モノを買う」時のことを思い出してみてください。
少なからず、必ずと言っていいほど意識していることがあるはずです。

それが「信頼感」です。

すべての手法は「信頼を作るためにある」と言っても過言ではありません。
信頼が無いのに売れるものはまやかしです。
一過性のブームであり、すぐに見放されてしまうでしょう。

ネットで売るための「信頼感」とは

ということで、今日は「信頼感」についてお話させていただきます。
特にインターネットを使って、商品・サービスを売るのであれば、最重要です。
「ネットで購入」という時点で少なからず怪しさを感じる人もいるくらいですから。

オフラインでも人から何かを購入するには信頼感が必要です。
インターネットで何かを販売するなら、なおさらです。

ホームページへの信頼感、企業への信頼感、個人への信頼感。
買い手と売り手の間で、しっかりと信頼感が育っていなければ、売れるものも売れません。

胡散臭いなと思う相手からは、商品を購入したくないですよね。
それは、オンラインであれ、オフラインであれ一緒です。

当然と言えば当然ですよね。
ただ、なぜかインターネットでものを売る場合、皆忘れがちなんです。
信頼感を築くこともなく、いきなり商品を売ろうとします。

例えば営業をして商品を売る場合。
相手の信頼感を得るために、何回か会うことも多いでしょう。
コミュニケーションをとって、相手の信頼を獲得することから始まります。
高額な商品であればあるほど、コミュニケーションを重ねる場合も多いです。

たまに、1回で決まってしまうこともありますが、それは稀な話です。
よほど商品そのものが知られていて、信頼感があるのでしょう。
そういった希な場合は別にして、信頼感を得てから人は商品を購入します。

インターネットで何かを売る時も、同じことが言えます。
特にインターネットの場合は、信頼感を得るまで、少し時間がかかります。

過去に、こんなことがありました。

インターネット上で、ある商品を売り始めました。
オフラインや直接営業で売れている商品なので、すぐ売れるだろうと考えていました。

ただ、インターネットではあまり売れなかったのです。
一体、なぜでしょうか。

この差が一体なんなのかと考えると「信頼感」でしか無いわけです。
会社への信頼感、人への信頼感、商品への信頼感。
直接会うと、それらの良さが一気に伝わりやすいものです。

インターネットで「信頼感」を伝えられる方法を考える。

では、どうすればインターネットを超えて信頼感が伝わるのでしょうか。

そこで考えて欲しいのが「ブランド」という言葉です。
よく知っているブランドであれば、誰から購入しようが基本は一緒です。
商品やサービスそのもののブランドに信頼をおいているので、すぐ購入できるわけです。

筆者自身、Apple製品をよく購入しています
しかし、誰から買うかなんて考えたことはありません。

では、ブランドとはなんでしょう。

それは一定の「強い印象」なのです。

このブランドから買えば、いつも満足する体験を与えてもらえる。
あの人はいつもしっかり仕事してくれるから、安心して頼める。
自分の「信頼」を一定の基準に則って、満たしてくれる「印象」なのです。

だからこそ、皆、セミナーをして知識を伝えたりします。
この人はすごく知識があって頭の回転も早くで思慮深い。
しかも問題に対して親身になって答えてくれる。
そんな信頼が築かれていれば、どんな仕事でも回ってきます。

その信頼を早く生み出すための方法が、直接会うことです。
直接会うことによって、魅力を伝えると、信頼を構築するのも早まります。

動画配信をして、自分の姿を皆に見せたりします。
テレビに出たりもしますね。

いかに信頼感を築くか試行錯誤すること。
結果的に、その信頼が「印象」となりブランド化すること。

それが、インターネットで商品を売るための本質となります。

信頼をインターネット上だけで作るのが上手な人がいます。
それこそ、ホームページでモノを売るのが上手な人なのです。

直接営業したり、セミナーで信頼感を作るのはそう難しくはありません。
会うという行動が、信頼感を伝えやすい手段だからです。

でも、それでは普通の営業と大差ありません。
自分が相手の前に出ていかなければならないわけですから。

最初の数回だけセミナーや営業をして売る。
後はインターネットでどんどん売れる流れに持ち込む。
そんなインターネットの使い方もあるでしょう。
オンラインとオフラインを組み合わせでもOKです。

ただ、直接「顧客の前に出ていかなければ売れない」というのはダメです。
インターネットを使っている意味がありません。

考えなければならないのは、インターネット上だけでどう信頼感を作るかです。
直接会えないのだから、信頼感の構築はオフラインより難易度があがります。
普通にやったら、ある程度、時間がかかってしまうでしょう。
相手の顔が見えないわけですから。
見えない相手を信頼するのが難しいのは当然です。

重要なのは、いかに買い手との信頼感をインターネットで築くか。
必死に考え、仕組みや、自分なりの信頼を構築する方法を見つけ出すのです。

信頼感を築く勝ちパターンを自動化する。

そして、ネットでモノを売るなら、もう1つ押さえておきたいポイントがあります。
インターネットを使う、一番のメリット。
それは、自動化できることです。

可能であれば、信頼感の構築さえ、全て自動化してしまうのが良いでしょう。

一度「こうしたら信頼感が生まれて売れた」という流れを見つけた後の話です。
今度はその流れを、どうすれば自動化できるのか考えてみるのです。
ここまでやって、はじめてインターネットを使いこなしていると言えます。

インターネットは「自動でモノが売れていく」という印象がある人も多いでしょう。
自動で放っておいても売れるものだと。
もちろん、その仕組みを実現できるところが、インターネットの醍醐味です。
誰もがAmazonみたいに、どんどんモノが自動で売れる仕組みが欲しいと思うでしょう。

ですが、そこに行き着くまでには、信頼感の構築が必要です。
数々の試行錯誤の果てに、信頼を獲得しやすいパターンを見つけること。
パターンを見つけたら、今度はそれをインターネットで自動化していくこと。

営業で何回か会って徐々に信頼感を築いていくように。
セミナーで皆に知識を共有して信頼感を勝ち取るように。
テレビに出て有名人になって、信頼感を勝ち取るように。
インターネットを使って、信頼感をいかに勝ち取るか。

そのパターンを見つけ、ネットやテクノロジーを使って自動化する。
それこそオンラインでモノを売る、王道のパターンです。

最後に

何かインターネットを活用して売る際は、信頼感を意識してみてください。
人間は、信頼感がなければ商品は書いません。

しかも、インターネットを経由しているのであれば、尚更です。
見えない壁を一体どうやって突破するのか。
その方法を考えることが、インターネットで売ることです。

もし売れる方法を見つけたら、それをインターネットで自動化すること。
そこまで行けば、もういくらでもインターネットで売上を上げることができるでしょう。

ネットで売る基本、そして、信頼感の重要性について理解できましたでしょうか？
コツをつかめれば、インターネットで色々売れるようなりますよ。

とはいえ、実際にできるようになるためには、試行錯誤と度重なる経験が必要なものです。
だからこそ、私たちは情報を発信し続けています。
私たちがブログで発信する情報は、信頼感を作り上げるための方法そのものです。
記事をしっかり読んで、何度も挑戦してみてくださいね。

上山 翔太

株式会社クオン代表取締役

2007年からWEBデザイナー / エンジニアとして活動を開始。2015年には、セブ島にて立ち上げた日本人対象のクリエイター育成スクールと運営していたメディアを売却。その後、アメリカで事業デザインを無理やり学ぶ。帰国後は起業家育成プログラムを立ち上げ、新規事業開発、起業家育成に従事するほか、マーケティング戦略策定、ウェブ開発技術を提供。「IT留学シェアハウス」や「起業教育・支援プラットフォーム」を開発、運営。その後、株式会社QUONを立ち上げ。WEB制作事業を軸として、クリエイターと起業家を産む村づくりプロジェクトなどをバリ島と日本を中心に推進。