どうしてもの即金性あるビジネスをしなければならないとき、どうするだろうか。
なるべく早くお金を手に入れなければならない時は、必ず訪れる。
そんな時に、即金性について考えるわけだが、ここが難関だ。
さあ、何をして稼ごうか。
そう考えた時、即金生のあるものについて、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
稼げそうなネタを探す? それとも奇抜なことをしてみる?
方法はたくさんあるが、案外、物事は近くに存在しているものだ。
実際に私が実施してみて、即金性が高い案は、案外、それらは近くに落ちていた。
まず、自分自身がこれまでやってきたことに注目しよう。
何か奇抜なアイディアに頼ろうとせず、自分がすでに持っているものを探すのだ。
すでにやりなれていることであれば、即提供できるわけだから、もちろん即金性に繋がる。
自分自身の持っている能力の中で、お金を稼げそうなスキルはなんだろうか。
何か、展開できるビジネスはないだろうか。
まずは自分の内側を覗きこんでみることが重要だ。
そして、1つでも見つけたらチャンスだ。
自分自身の中にある、お金を稼げそうなスキルを最大限引き出そう。
そして、サービス化してみることから始めよう。
即金性があるのは、サービス業だ。
例えば何か物を売ったりするのは仕入れが必要で時間もかかる。
プログラミング技術を駆使して、プラットフォームを作るのも技術と労力がいる。
ところがサービス業であれば、自分が何かで相手を満足させ、代わりに対価を得られたら完了だ。
上手くいけば仕事をする前にクライアントからお金をもらえることもある。
さらに、今持っている人間関係の中で、欲されている内容であるかどうかも考えよう。
自分の得意分野がサービス業として活きてこないか考えてみるといい。
せっかくできる仕事があったとしても、すぐにクライアントに巡り会えなければ意味がないからだ。
例えば何か趣味はないだろうか?
趣味の知識や経験を、誰か欲している人はいないだろうか。
自分が体1つでできることはないだろうか。
パシリでも話し相手でも、できることはある。
内容を固めたら、すぐに発信して反応を見る。
反応が薄ければ改善していけば良いのだし、反応が良ければそのまま伸ばしていこう。
地道な調整と営業活動を繰り返し、徐々に顧客を掴んでいく。
なるべく、そのスピードを高速にまわしていくのだ。
即金性を生むのは何も、ビジネスのアイディアやスキルだけではない。
自分自身の行動の早さもまた、即金性を生み出すのだ。
この考え方は、事業が悪い展開になった時こそ通用する。
数カ月後に資金がショートしてしまう危機的状況に陥った場合。
まずは冷静になろう。
そして、これまでやってきたことを徹底的にやる。
しかも丁寧にやる。
積み重ねてきたことだから道筋が描きやすいし収益まで結びつけやすい。
即金性ももちろん高い。
お金をとれる商品も保有しているのだ。
徹底的にやればお金が稼げない、ということはないはずだ。
多くの経営者が、ぎりぎりの状態に追い込まれると、まともに判断できなくなる。
すぐに美味しい話に飛びつこうとする。
だが、どんなに美味しい内容であろうが、初めての仕事で、明確な道筋が描けるわけではない。
最も効果的なのは「わかっていること」であり「できること」だ。
わかっている仕事が、即金性のあるビジネスを作り出す。
まずは足元を見て、すぐに計画を立て始めよう。
そして早めにリリースして世の中に晒そう。
動き出せば、1週間後には資金の問題が解決されているかもしれない。
もう1つ、コツがある。
前払いパッケージを作ることだ。
なるべく大きな金額を1回で先払いしてもらえたら、より楽だ。
また、確実にそれが「お得だ」と思ってもらえるように、通常の何倍も価値をつめこむ。
そして「これなら安い!」 と、誰もが思うようなサービスを公開することだ。
オーバーワークになっても仕方がない。
前払いで資金を集め、なんとかその場を乗り切る。
ただ注意点として、この方法は本当にまずい時だけ使うものだ。
先払いのメリットは、単純に安く購入できるから、皆先に払うのである。
言ってみれば大安売りに等しく、あまり売りすぎると後で苦しくなる。
どうしても早く資金が必要な状況に限り使える手段であると、明記しておこう。
当面の資金が蓄積されたら、ひとまずサービスをストップさせよう。
そして、提供出来る内容に見合った価格帯に訂正をかけていく。
あまりも受けすぎると、オーバーワーク気味になってしまう。
仕事そのものを回せなくなってしまうかもしれない。
諸刃の剣になってしまったら元も子もないので、注意が必要だ。
急がばまわれ、である。
なるべく即金生を求める時は、美味しい汁に飛びついてはいけない。
足元の積み重ねを利用した方が確実に壁をクリアできる。
焦らずに自分の中に残っているもの、利用できる価値を見つけるのだ。
土壇場で自分を救ってくれるものは、今までの生き方であり、経験だ。
いかに今までの人生や事業の中で積み重ねてきたかが大事である。
即金生を作り出すのは、これまで自分が積み上げて来た専門性だ。
そして余裕ができたら、新規事業をスタートさせ、さらに積み重ねる。
新規事業における積み重ねが、物語を前に進めてくれる。
本来、やりたく無いことをする必要もあるかもしれないが、生き残るための選択だ。
その判断を間違えないよう、まずは冷静になろう。
落ちついてステップを踏み、課題をクリアできる道を探す。
事業だけではなく、日常生活や人生においても、通じる法則の1つだ。
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