「どんな場にでも顔を出せ」はダメ。参加する場を選ぶことも大きな一歩。

公開日 : 2016-07-11 / 最終更新日 : 2023-11-12

「どんな場にでも顔を出せ」はダメ。参加する場を選ぶことも大きな一歩。

色々な会やパーティーに誘われますよね。付き合う人の数にもよると思うのですが、たいていの人は日々、何かしらの誘いを受けることも多いのではないでしょうか。でも、全部行っていたら身体が持ちませんよね。 最初は「どんな場にでも顔 […]

著者: 上山 翔太

色々な会やパーティーに誘われますよね。付き合う人の数にもよると思うのですが、たいていの人は日々、何かしらの誘いを受けることも多いのではないでしょうか。でも、全部行っていたら身体が持ちませんよね。

最初は「どんな場にでも顔を出せ」なんて言われたものです。この言葉、たくさんの場所で耳にしますが、実際は、ただの思考停止で下手なてっぽうも数撃ちゃあたる作戦、としか言えません。

顔を出した中の多くは、大抵自分にとって、行っても仕方なく、楽しくもなく、ただ気苦労しただけだった、なんてことも多々あります。もしもこの無駄な「場」を減らせたら、どれだけお金も時間も消費しなくてすんだことか。。

そこで今回は、これは行った方がいい場、というものと、いかなくてもいいと判断出来る場の見分け方について、書いていこうと思います。足を運ぶ場を選ぶことが、必然的に居心地のいい人間関係を作ることに繋がります。

ここで考えるべきは「行く理由」です。

なぜ自分がそこに行きたいのか、行くべきなのかをしっかりと考えるべきです。楽しむためなのか、人脈作りなのか、仕事をもらうための営業なのか、コミュニケーションと情報共有として大事な場なのか。その目的が明確になっていないと、行ったところで何も生まれません。

目的や理由が定められていない場合、仕事であれば、ビジネス・パートナーとしてマッチングできる確立は下がりますし、楽しむ場であれば、なんとなく行ったところで気疲れして終わります。不快な想いさえしてしまうかもしれません。目的や理由があれば、同じ場に行っても自分の行動も結果も変わります。

行ったら何かあるかもしれない。これが非効率なんです。もっとよく考えるべきです。

これまで一体何度、同じような場に行って、何人と交流し、結果的に良い付き合いにつながっているでしょうか。結局、縁が繋がったのは、その中の1割というのが席の山です。

たくさん行ったから1割の人に会えた、なんてことは考えてはいけません。そう考えた時点で、これからさらに多くの無駄な時間を過ごすことが確定します。

そうではなく、どうすればこの1割の人にピンポイントで出会えるか、を考えて行動するべきです。

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まず足を運ぶ理由を考えてみましょう。

きちんとゴールを定めることが大切です。そして自分の目的を、足を運ぶ場で叶えられそうか、考えてみましょう。楽しみたいのであれば、その場が自分を満足させてくれそうかを考えてみましょう。

例えば誘ってくれた人に、どんな人が来るのか聞いてみるのも良いです。そもそも誘ってくれた人がどんな人なのかも把握し、パーティー自体がどんな内容なのかも、さらっと聞いてみましょう。

その時点で、行く価値ないなと思ったら、大体行く価値ないのです。目的もゴールもはっきりせず、それを満たせるかわからない状態で足を運んでも、運試しにしかなりません。その時間で、少しでも目的達成できそうな他の場に足を運んだ方がいいです。もっと大事な人や家族のために、時間を使ってあげたほうが何倍も良いです。

行けたらいくとは言わないで、いけないと明確に断言しましょう。

一方、自分がしっかりと目的を持って、行く価値ありと判断した内容にだけ足を運ぶようにすれば、それだけ良い人と出会えることになります。自分が出会いたいと思っている人も、その場を快く受け入れているでしょうから。

ちなみに、親しい友人関係からの誘いは別です。無条件で自分自身を満足させてくれるでしょうし、単純に行きたいと思ったら行けばいいです。それは最初から自分が楽しめる場であると決まっています。

自分自身でちゃんと判断して、足を運ぶことによって、まわりには自分自身が信じられる仲間が集まるようになってきます。ちゃんと自分がワクワクする、そして満足できる人間関係や人脈と触れ合っているのですから、必然的にまわりに望む輪が出来てくるわけですね。

人間関係や人脈作りもランダムではありません。消費しなくていい時間だってたくさんあります。自分で制御も可能なものなんです。あまり意義のない場にわざわざ足を運ばず、もっと別の有意義なことに時間を使うことだって出来たはずです。もったいない時間の使い方をする必要はありません。

そして、最も大切なことは、様々な場に足を運ぶ必要性を持つことです。その場に足を運ぶ目的やゴールを考えることです。必要性があれば、誘われる場も有意義なものに変わっていくことでしょう。

今度、どこかのパーティーや飲み会、交流会なんかに誘われたときは、行けば何かあるかも、ではなく、行ったら何があるかをきちんと考えてみましょう。こうして「ふるい」にかけていくことにより、人間関係は研ぎ澄まされていきます。

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