日本に帰国しました。

今回はシアトル、バンクーバー、ホワイトホースと北米の旅でした。
次は４ヶ月後の8月末からバンクーバー、ロサンゼルス、ラスベガス、ニューヨークと回ってきます。
旅の日程は、臨機応変に変わるので、まだどうなるかわからないですが、8月末に行ってきます。

その時は、またOPENSEEDで更新していくので、お楽しみに！
今回の旅も楽しかったなあ。

さて、本題に入ります。
色々とご質問、ありがとうございます！
今回、回答させて頂くご質問は、

副業・起業のアイディアはあります。でも資金ゼロで出来ません。

です。

こちらのご質問もよく頂きますね。
実際、アイディアはあっても資金ゼロで動けない、と考えている方も多いのではないでしょうか。

僕の意見からすると、副業・起業を「スタート」することに、資金は必要ありません。
せいぜい、インターネット代金や生活費くらいです。
副業で始めるのであれば、そもそも、生活費は日常の仕事で補填されていますし。
最初に副業・起業のスタートは、資金ゼロ円だって構わないのですよ。

でも「資金ゼロだと、商品やサービスを作ったり出来ないじゃない」と考える方もいらっしゃると思います。
それはまったくの誤解で、資金ゼロでも商品やサービスは作ることが出来ます。
資金ゼロで副業・起業するにはどうすればいいのか、想像つく方はいらっしゃいますか？

単純な話です。
考えている規模が大きすぎるから、資金ゼロで副業・起業に踏み込めないのです。

何かをスタートする時の原則は、まず「小さくスタートを切る」ことが原則です。
自分の身の周りで、できることから小さく初めて収益化していくのです。

今の自分が提供できる商品・サービスって何でしょうか？
資金ゼロで副業・起業する場合、自分が今すぐに提供できることって何だろう？

すぐに始められることを考えればいいのです。

今の自分が持っているものなのですから、資金ゼロで副業・起業できるはずです。
あとは、顧客を見つけて、提供すればいいのです。

基本的に人は、副業・起業を重く考えすぎている。

副業や起業をしよう、開業しようと考えると、すぐに人は大きく考えてしまいます。
有形の商品を開発して生産体制を整えて、とか、店舗を借りて店を出してなど。
ネットであれば、アプリを開発してエンジニアを雇ってなど。
ふと思いつくものって、資金ゼロだと到底出来ないものだったりします。

でも、身の回りから小さく初めて大きくしていくことが、やりやすいのですよ。

お腹が空いている人に、おにぎりを販売することをイメージすると良いです。
目の前にお腹が空いて死にそうな人がいたとします。
その人が500円、持っていたとします。
自分はお米を持っていて、おにぎりを作れたとします。

この関係性が、需要と供給です。

あとは、500円と引き換えに、おにぎりを作ってあげればいいのです。
あなたがおにぎりを作ってあげる労力とお米の代金が100円だとしたら、400円の収益です。
副業・起業とは、つまりたったそれだけのことなのです。
あとは、お腹が空いている人をたくさん見つけて、おにぎりを売ればいいのですね。
自分が持っているものをお米の代わりにすれば、資金ゼロで副業・起業が可能になるのです。

どうですか？ 考え方としては簡単でしょ？

実際、お腹が空いて死にそうな人がいたら、無料で提供するかもしれませんが。笑
基本的には、身の回りあるものを、欲している人に提供すればいいのです。

そうは言っても今考えているアイディアを実現させたい。

もちろん、自分自身が成し遂げたいビジョンは重要です。
ビジョンがあるからこそ、副業・起業も可能になりますからね。
それは、僕自身もブログを通じて何度もお話させていただいていることです。

ビジョンやアイディアも、資金ゼロで副業・起業、できます。

どうやるかと言えば、アイディアを自分ができる範囲まで、落とし込むことです。
これも、先ほどお話した、手の届くところから始めましょうという話です。

例えば「はちみつを売りにしたレストラン」を開きたいとします。
でもレストランを開業するためには、大きな資金が必要になります。
資金ゼロで開業なんて、まったく無理な話です。

では、少し思考を変えて、手の届く範囲まで落とし込んでみましょう。

今回の開業のポイントは「はちみつを売りにした」ということです。
何らかの理由でおいしいはちみつを手に入れられるか、作っているのでしょうね。
実家がはちみつ屋さんなのかもしれません。

レストランで提供する、というのは、はちみつを提供する方法、手段なわけです。
提供方法や手段は、わざわざレストランにする必要があるのでしょうか。
大切なのは、はちみつを売りにしたレシピが「美味しい！」と評判になることです。
そうすれば、勝手にレストランの話も出るのではないでしょうか。

まず、はちみつを売りにした「食品」を提供することに絞って考えてみるのはどうでしょう。

自分で手作りではちみつを使ったレシピを作り、インターネットで販売するのです。
もちろん必要な資格などはあるはずなので、それは解決しなければなりません。
ただ、レストラン開業、という形に比べて、だいぶ手が届きやすくなったはずです。
販売方法はインターネットであれば、いくらでもありますからね。

そこで、自分の作った商品が噂になり、評判を手に入れて資金を貯めればいいのです。
そうすれば、レストランを開業する日も近づくことでしょう。

どうしても資金ゼロから融資や投資を考えるなら。

様々な理由があって、なんとか融資を始めとした資金調達をしたい時もあります。
本来であれば、資金ゼロから副業・起業できればいいんですけどね。
そういった時には、まず2つのパターンの資金調達を考えてみましょう。

1つめがクラウドファンディングです。

クラウドファンディングは自分のプロジェクトを公開し、興味を持った人が資金を出してくれます。
出資者(パトロン)には、発案者が指定した条件で、出資してもらうことができます。
商品が出来たら送ってあげたり、特別な機会を提供したりするんですね。
今は、インターネットを通じて資金が集めやすい時代になってきているのです。

クラウドファンディングを提供している企業で有名なのは2つ。
CAMPFIREとReadyforです。
日本のサービスだけでは無いので、英語ができる方は、海外にも挑戦してみてもいいかもです。
ひとまず今回は、日本のサービスを2つあげてみました。
それぞれ、手数料や条件が違ったりするので、サイトをのぞいてみてください。
数百万円単位の、大きな額も調達成功していますね。

2つめが、友人や両親、親戚から投資してもらう、です。

この方法って、あまり日本ではよく聞かなかったりしますね。
海外の方に話を聞くと、近い方にお願いするケースも多いようです。
関係性の近い方であれば、少し心理的ハードルが下がります。
普通は、融資(借金)しに銀行に行ったり、投資家にお願いしたりしますからね。
もちろん、それでも大きな責任が伴うことは当然ですが。
近い人に資金を出してもらえたら、信頼出来ますし、やりやすいですね。

基本的に最初に考える資金調達はこの2つです。
他の資金調達方法は、自分自身の人生をかけるくらい覚悟が決まった後で踏み込むべきです。
リスクも責任も大きく伴うので、本気で起業を目指す方のみにおすすめします。

ちなみに他の資金調達方法は「仕事づくりの教科書」に書きました。
もし、深く知りたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。

自分の提供したい商品・サービスの根幹がブレなければ、提供方法を小さくすることで、資金ゼロで副業・起業ができる。

副業・起業で最も大切なのは、お客様に満足して頂くことです。
お客様が商品・サービスに満足して評判になれば、資金は勝手に集まってきます。
融資もおりるようになるでしょうし、投資家も現れるかもしれません。
実績を作ってしまった後は、資金ゼロでも資金は集まってくるようになるのです。

だからこそ、最初は提供方法にこだわらず、最も提供したいものは何なのか、考えることです。
そして、商品・サービスを小さい範囲、手の届く範囲から始めて、お客様を満足させることです。
満足の輪が広がれば、少しずつ、実績と評判に繋がっていきます。
提供する商品・サービスの質そのものを最も提供しやすい形で提供してみるのです。
最初の段階で大切なのは、提供する手段ではありません。

上記の考えで進めていけば、資金ゼロでも副業・起業する方法が見つかるはずです。

まず、自分が一体何を提供したいのかを考えてみましょう。
提供したい商品・サービスで、今自分ができる範囲から小さく初めてみましょう。
資金ゼロでも、自分ができる範囲から考えてみることが大切です。
最ももったいないのは、資金ゼロだから、副業・起業に向けて踏み込めないことです。

小さくても、資金ゼロでも、まずは動き出せる範囲から始め、収益化すること。
自分の手の届く範囲、身の回りからできることを始めて、サービスの質を上げましょう。
評判を高めて、口コミを作り、勝手に売れていくような形に仕上げましょう。

小さく、手の届く範囲に落とし込んで踏み込むこと。
これで、資金ゼロでも副業・起業への第一歩を踏み出すことが出来ます。

■ 「仕事づくりの教科書」詳細はこちらから！
http://quon.ink/workmakebook/

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admin@altea.in

上山 翔太

株式会社クオン代表取締役

2007年からWEBデザイナー / エンジニアとして活動を開始。2015年には、セブ島にて立ち上げた日本人対象のクリエイター育成スクールと運営していたメディアを売却。その後、アメリカで事業デザインを無理やり学ぶ。帰国後は起業家育成プログラムを立ち上げ、新規事業開発、起業家育成に従事するほか、マーケティング戦略策定、ウェブ開発技術を提供。「IT留学シェアハウス」や「起業教育・支援プラットフォーム」を開発、運営。その後、株式会社QUONを立ち上げ。WEB制作事業を軸として、クリエイターと起業家を産む村づくりプロジェクトなどをバリ島と日本を中心に推進。