笑って泣いて。心底「楽しく生きる」ために誰もが持つ「権利」とは。

公開日 : 2017-04-03 / 最終更新日 : 2023-11-04

笑って泣いて。心底「楽しく生きる」ために誰もが持つ「権利」とは。

毎日のように、ホームパーティーをしていた。 ことあるごとに家に集まり、バーベキューセットを用意する。 ビールとスプライトを冷蔵庫に詰め込んで、音楽をかける。 すると、一瞬で世界中のどこよりも自由な場所になるのだ。 これ以 […]

著者: 上山 翔太

毎日のように、ホームパーティーをしていた。

ことあるごとに家に集まり、バーベキューセットを用意する。
ビールとスプライトを冷蔵庫に詰め込んで、音楽をかける。
すると、一瞬で世界中のどこよりも自由な場所になるのだ。

これ以上なんて、どこにも望むべくもない。

アメリカ西海岸。ロサンゼルス。
そこには、いつもメキシカンのシングルマザー2人と、僕達がいた。

メキシカンの2人は、友人のホームステイファミリーだ。
いつも僕らを楽しい遊びに誘ってくれたし、いつだって笑顔で迎えてくれた。
もういい歳だというのにクラブではしゃぎ、いつ遊びに行こうかと聞いてくる。
何より、みんなで騒いで楽しむことが好きなのだ。

ホームパーティーは毎度のようにやっているのだが、いつもメンバーが違う。

留学は、常に新しい人との出会いだ。
次々に友人が去って行っては、新しい友人がやってくる。

僕たちは、誰か新しい人がいると、遊びに誘ってつれてきた。

この日も数名、新しく友人がやってきていた。

そんな新しい友人の中に、1名、日本人がいた。
すぐに人気者になれそうな、綺麗な女性だった。

だが、当時は少し、僕達と毛色が違っていた。
毛色が違うというよりも、すごく気を使いはじめたのだ。

それは確かにそうかもしれない。

僕たちは、たしかに若気の至りで、やや踏み込み過ぎな遊びをしていた。

なにせ毎回、こんな感じや、

こんな感じである。

少しはしゃぎすぎだという助言は真摯に受け止める。

だが、実際、新しい友人はどうも空気に馴染めないというより、気をつかっているようなのだ。
必死に肉を誰かに装い、ビールを持ってきて、まるで店員か!と誤認しそうなほどだ。
そして、その場にいる誰も、そんなサービス精神は望んでいなかった。

人見知りでも何でもなく、ただ周りにひたすら気を使っている。
いい人だったのだ。
日本人というか、どこまでも日本人らしいなあとも思う。

人は常に、誰かの顔色を伺って生きている。
あの人の気分を概していないかだとか、自分はどう見られているのだろうとか。
確かに当然のことで、社会生活の一貫として持つべきスキルなのだ。

だが、1つだけ、理解しておかなければならないことがある。

我慢を覚えることで、誰もが与えられる権利を破棄しているのだ。
権利とは何か。

辛いときには辛いと言い、楽しいときは思いきり笑う権利だ。

本来、だれもその権利を阻害しちゃいけないし、誰かがやめろと言えることでもない。
僕らは最初から、全力で笑って泣ける権利を持っているのだ。

ところが社会生活は複雑で、辛い時には笑えと言うし、笑いたい時に我慢しろという。
僕らはコミュニティに権利を阻害されていて、我慢を強いられなければならない。

だけど、それはあくまで、そうしなければいけない時だけなのだ。

ところが新しい友人は、ここが「許されない場所」であるように隣の誰かを気にしている。
「笑って泣いていい権利」を封じすぎて使い所を忘れている気がしてならなかった。

「はい、終わりです」

僕らは相談して、彼女が肉を更に「よそってあげてる」手を止めた。
お酒を彼女のために注ぐと、身体を揺らしながら一緒に飲み干した。
その後、話をして、何かよくわからないうちに、盛り上がる。

続いて、別に何の打ち合わせもしてないのに、メキシカンマザーがその子を連れ去っていく。
結果、いつの間にか思いきり笑いながら ( 笑い転げて ) 話をしていた。

僕らは必要以上に誰かを気にして生きている。

それは、好きに振る舞っていい時にまで及んでいて、発散する場を見失っていることもある。
誰もが心を開放するタイミングを忘れて、どんどん溜め込んでしまう。

もしあのまま、彼女が居酒屋の店員になりきっていたら「疲れた」だけ残して帰宅しただろう。
そのまま、発散しどころを失って、いつか限界が来てしまうこともある。

僕らは本来、笑いたいときは思い切り笑い、泣きたいときは泣けばいいのだ。
そのタイミングが「いつか」ということまで気づけ無いくらい、献身的になる必要はない。
もう少しくらい、みんなが図々しく生きたって、誰も困りはしないはずだ。

楽しむときは思い切り楽しむ。笑うときは全力で笑う。
辛い時は泣けばいいし、甘えたいときは甘えればいい。

でも実際は、優しい人ほど傷つきやすいし、強い人ほど影で泣いていたりする。
なんだか、難しい世界になってしまったなあと思う。

なお、その宴は朝まで続いた。

結局僕たちは酔いつぶれてしまって、いつ皆が帰ったのかは覚えていない。
全員、朝方帰ったらしいが、誰かが迎えに来たのだろうか。

ただ、後日、学校で会った時にまた遊ぼう!と言ったら、すごく乗り気でいてくれた。
結果的に、毎回一緒に遊ぶようになっていた。

僕らの大好きな場所が、彼女にとって「疲れる」場所にならずよかったと心から思った。

INFORMATION

私たちは、14年の実績を持つ、ウェブ制作チームです。事業とユーザーを理解し、本当の意味で「戦力になる」ホームページを作ります。

様々な事業開発に携わり、自らも連続的に事業を立ち上げる環境下で培われた事業デザインスキルと、高品質な技術をWEB制作に組み入れた独自手法で「求められるWEBサイト」をご提供。単純なWeb開発ではなく事業およびユーザー視点から、皆様のビジネスを手助けします。

CONTACT

ARTICLE FOR YOUR BUSINESS

事業の進化に役立つ情報を配信

2024年以降、ウェブサイトはどんな考え方で作ればいい?

ホームページで集客を自動化した、私たちの物語

誰でもできる!爆売れランディングページの作り方

なぜ、あなたのホームページでは、売上が上がらないのか

これは最低限! ウェブ担当者が知っておくべき技術の知識

ゼロから圧倒的成果を生み出す!ウェブマーケティングの基本