スキルで食う人が更に次のステップへ進むために大事なこと。

公開日 : 2016-01-07 / 最終更新日 : 2023-11-04

スキルで食う人が更に次のステップへ進むために大事なこと。

何か特殊なスキルを持ち、定期的に仕事をこなせるようになったとします。 依頼もたくさん来て、日々の生活に困らない。贅沢もまあまあできる。一見、いい流れのようにみえるのですが、対価とスキルの交換をこなしていくと、ふと、壁にぶ […]

著者: 上山 翔太

何か特殊なスキルを持ち、定期的に仕事をこなせるようになったとします。

依頼もたくさん来て、日々の生活に困らない。贅沢もまあまあできる。一見、いい流れのようにみえるのですが、対価とスキルの交換をこなしていくと、ふと、壁にぶつかるのです。「今の地点から先に進めない」という壁です。例えば、そんな人がいたとします。

もし、その人が同じようなビジネススキームを一生続けて行けるのであれば、それでも大丈夫でしょう。今やっている仕事を死ぬまでしたいと、そう信じられるのであれば、特に生活を変える必要はないのです。そのまま続けて行けばOKです。

ただ、ふとニュースに目を馳せると「将来なくなる仕事」なんて言葉がネット上に踊ります。進化の早い世の中なのです。果たして、同じ仕事を寿命がつきるまで、延々と続けていく、なんてことがあり得るでしょうか。

どこかで技術革新がおこり、自分のスキルが役に立たなくなる時がくるかもしれない。今のままのビジネススキームだと、お金を稼ぐことの出来ない世の中になってしまうかもしれない。また、体力的な問題で、同じ仕事をしていくことが厳しくなってしまう可能性もあります。

よほど運が良くない限り、自分自身が同じ仕事を生涯続ける、ということが難しい世の中になっているのだと思います。だからこそ、いずれ来る転換期のために、次のステップに足を踏み込むためのきっかけを掴む必要性が出てきます。

ただ、ずっとこれまで同様にスキルを武器に、スキルに対価を常に求めて仕事を続けると、日々の生活に忙殺されていることも多いのではないでしょうか。

そこで、思い切りが必要になってくるのが、投資、です。お金もそうですが、自分のスキルの投資もそうです。労力の投資。これが、次のステップにすすむために必要になってきます。

普段、お金を頂いている仕事を投資と割りきって無料で使うのは、なかなか勇気がいることです。それが、例えば他の人からの誘いだったりするとなおさらです。安く自分が使われているような気がして、なんだか納得行かない気持ちになったりするのではないでしょうか。

ですが、他の人からの誘いであろうが、自分が立ちあげた仕事であろうが、先にスキルを提供しなければ、仕事を作り出すということは出来ません。

例えば、新しいビジネスを仕掛けるとしましょう。この時、お金を先にくれる人は、もちろんいません。いるとすれば投資家ですが、そのためにはプレゼンと先見性、魅力を備えた人柄、そして事業プランが必要です。新しいことをして稼ぐためには、お金をくれる人を惹きつける何かが必要です。

その何かとは何でしょうか。もちろん商品でありサービスです。この商品やサービスを作るためには、スキル、もしくは資金が必要になります。新しいことをスタートさせるには、自分のスキル、もしくはそれらを買うだけの資金力が必要になってくるわけです。

ここで、スキルを払うのもお金を払うのも出来ない、という人は、今の生活を続ければいいと思います。きっと、踏み出すリスクを取るよりも、今の仕事にやりがいと将来性を感じている人なのでしょう。

ただ、何かを変えたいと思うのであれば、そのいずれかを支払う必要があります。新しいベクトルを生むために。そして次の未来を作り始めるために。もし、何を支払うことなく何かを成し遂げられると考えていたら、それは厳しいと思います。誰かが自分の代わりにやってくれるわけでもないですので。

もし誰かからビジネスの誘いがあったときに「このアイディアを実現するために君の力を借りたい、一緒にやろう」なんて言われたとき。考えるべきは提供するスキルの対価がいくらになるか、という話ではありません。考えるのは、果たしてそのビジネスやアイディアを実現して、どれだけの価値があるだろうかということです。

もし本当に価値があり、大きな事業になるのであれば、対価なんて1つのスキルを売るよりも莫大な金額で返ってくるのです。例えば、そのアイディアを2年か3年で売却するまで大きくしたとしたら、取り分が五分五分だったとしても、少なく見積もって数千万、上手く行けば数億円入ってくるでしょう。そうすればあなたは、ただのスキル保持者ではなく、胸を貼って起業家やら投資家、ファウンダーなんてベクトルで生きていくことができるでしょう。もしくは、大きな役員報酬という可能性もあります。

逆に、下請けとして参画した場合、それらの可能性は全て、捨ててしまうことになるのです。あくまでも外注、もしくは社員になってしまうので。もし、その事業が将来化けるものだとしたら、確実に下請けでいることは「損」です。

ただ、誘いがあった時は、判断の際、後々の金銭計算も頭からはずしておいた方がいいでしょう。先ほど言った価値は、金銭的な価値ではなくて、世の中の問題を解決できるかどうか、ということです。誘われた案に、それだけの魅力と将来性があるか、ということです。

あとは、人。誘ってくれた人とぶつかり合いながらも、発展的に、建設的に、そしていいパートナーシップを結んでいけそうかどうか。最終的には人の部分が大きいと思います。何をやるかも大事ですが、結局誰とやるか、という話が成り立っていれば、ある程度はどうとでもなるものです。

その読みを正しいと感じたのであれば、スキルだろうが何だろうが惜しげもなく提供しましょう。そして、事業を大きくすることだけに集中し、最終的には売却なり、IPOなり、大きなところを目指して走り続ければ、いつの間にか以前の自分から抜け出して次のステージを足を踏み込んでいるはずです。

で、ようやくここで利益やら取り分やらの話になります。金銭のことを考えるのは、この人ならいける、という意思を決めたあと。その後は、ちゃんと株なり条件なり、最初に決めておく必要があるのは事実です。これが無いと最終的にトラブルになります。弁護士さんに相談するなりして、最終的に自分がどこで利を得られるのか、という約束は最初にしっかり決めておきましょう。

締めるところは締めて、やると決めたら徹底的に。最初はなかなか難しいですが、慣れていきます。最初に余分な迷いは消し去っておいて、思いっきり事業に取り組んでいきましょう。きっと、自分自身が心の底からこの人と仕事したらいけると思えるのであれば、どんな形であれ、良い結果が待っていることでしょう。

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