その投資ちょっとまって! ショッピングサイトの始め方

公開日 : 2015-08-24 / 最終更新日 : 2023-11-13

その投資ちょっとまって! ショッピングサイトの始め方

ショッピングサイトを立ち上げる時、最初に皆さんは何を考えるでしょうか。基本的には、どの会社に依頼して、いくらでサイトを制作してもらって、と業者の選定から入ることが多いのかと思います。 ただ、業者を選定をする前に、まずやる […]

著者: 上山 翔太

ショッピングサイトを立ち上げる時、最初に皆さんは何を考えるでしょうか。基本的には、どの会社に依頼して、いくらでサイトを制作してもらって、と業者の選定から入ることが多いのかと思います。

ただ、業者を選定をする前に、まずやることがあります。これから売ろうとする商品、特にオンラインでの販売可能性について、よく知り、調査することです。マーケットがどのくらいなのか。ターゲットは誰なのか。どういうふうに売っていくのか。そもそも売れるのか。

そして、これらは大きなお金をかけてシステムを作る前に、調査し、決めるべきことです。そして可能なのであれば「売れる」と確信してから、しっかりしたショッピングサイトを作り、大きなお金をかけ始める、というのが理想です。

実際のところ、ショッピングサイトに大きなお金をかけることなく、インターネット上で商品を販売する方法はいくらでもあります。ShopifyやBASEをはじめとして、今すぐにでも商品販売を開始できるプラットフォームはいくらでもあるのです。

今の時代、売れる確信も特になく、売った実績も存在しないまま、大きな投資をする必要はありません。インターネット上で売れない商品は、どれだけ良いホームページを作ったところで売れないからです。

たとえオフラインでの販売実績があったとしても、インターネット上のニーズはまた異なってきます。ですから、インターネット上で試しに売ってみて、売れたら拡大していくというのが、ベストな方法なのです。今回は、その手段をご紹介させて頂きます。

1. 戦略を徹底的に考える。

とにかく、戦略を考えましょう。ターゲットは誰か、自分のブランドをどういうふうに魅せるか。どうやって人を集めるのか。ブランディングを含めた販売戦略を徹底的に考え、文章や図に落とし込みましょう。

ブランディングももちろん大事です。高級路線でいくのか、それとも薄利多売でいくのか、どのような印象を持ってもらいたいのかなど、見せ方に対する基本方針を決めていきましょう。

ここで基本的な方針が決まらなければ、動きようもありません。あくまで行動は、戦略と仮説ありきで起こべきであり、ただ闇雲に動くことで利益を損なう必要はありません。

ただし、何よりも行動を起こすことが大切なので、戦略が固まらないからと言って、動くことを控え続けることもNGです。完全じゃなくても、ある程度納得できていれば、すぐに実行してみましょう。

百聞は一見にしかず。行動し、間違えたところがあれば軌道修正し、徐々に戦略としての完成度をあげていきます。必要があれば、ゴールさえも変化する今の時代です。柔軟に修正を加えていきましょう。

2. 商品の写真素材と紹介文の執筆、価格の設定を行う。

以前、ショッピングサイトで売上をあげる方法で書きましたが、より確実に売上を上げる方法の1つに、「膨大な情報量を用意する」があります。1つ1つの商品についての説明を徹底的に作り込みましょう。

また、写真素材も大切です。出来る限り綺麗な写真を取りましょう。もしカメラマンに頼めるようであれば、カメラマンにお願いするのがいいかと思いますが、自分自身でもある程度良いカメラがあれば撮影可能です。

iPhoneをはじめとするスマートフォンでも素晴らしい画質で撮影でるようになってきました。とにかく、綺麗でしっかりと商品が分かる写真を撮影するように努力しましょう。

また、ここで大切なのが、価格の設定です。ここは、先ほど決定したブランディングに関わってくるところです。高級路線でいくのであれば、ある程度高くなるでしょうし、薄利多売商品でいくのであれば、当然、安い価格で売ることになります。

なお、なるべく中途半端な価格は選ばない方が、上手くいくケースが多いです。もちろん、あえて中途半端な価格を選んで成功するケースも無いとは言い切れませんが、いずれにせよ価格設定は重要なので、ブランディングとあわせてしっかり決めましょう。

3. 無料から販売出来るプラットフォームを選定する。

ここまでは、カメラマンを雇わなければ無料で挑戦することが可能なはずです。さて、いよいよオンライン上に公開していきましょう。

従来であれば、ホームページ制作会社に外注してショッピングサイト等を開発します。最もお金のかかる過程はここになります。ただ、今の時代、便利なことに無料で商品を販売していくプラットフォームは、山ほどあります。それらプラットフォームを使わない手はありません。

後にきちんとしたショッピングサイトを作るとしても、無料のプラットフォームを使って売りだしてみることで、大きな発見があります。そもそも実際に売れるのか。売ってみて、成功しそうかどうかの感覚値も掴むことができるでしょう。大きな投資をする前に、まず試してみましょう。いくつかのプラットフォームをご紹介しますので、ぜひ、試してみてください。

★ 毎日セール&出品無料のLINE MALL(ラインモール)
https://mall.line.me/

★ スマホでかんたんフリマアプリ
http://mercari.jp/

★ Fril もう売れた 安心簡単 フリマアプリ
https://fril.jp/

★ BASE ネットショップの作成がいままで一番簡単に
https://thebase.in/

★ STORES.jp 最短2分で、驚くほど簡単に オンラインストアがつくれる
https://stores.jp/

★ BASEダウンロード販売
http://apps.thebase.in/detail/20

★ Synapse オンラインサロン・プラットフォーム
https://synapse.am/

★ Time Ticket わたしの30分、売りはじめます。
https://www.timeticket.jp/

★ ストリートアカデミー まなぶ、おしえる、つながる
http://www.street-academy.com/

★ショッピファイ
https://www.shopify.com/

ショッピングサイトとは違ったベクトルからのコンセプトも入れ込みましたが、ざっと調べただけでこれだけあります。ダウンロード販売も会員制コミュニティも、自分の時間販売も教育も、今は無料のプラットフォームを使えばいつでも販売可能です。モノだけではなく、ありとあらゆるものが既存のプラットフォームを利用することで販売できるのです。

大きな投資をする前に、これらのツールを使いこなして売ってみましょう。戦略を固め、導線さえしっかり作ることができれば、売れる商品であれば売れます。

4. 導線とリストを確保しましょう。

ただ、ブランディングを立てて戦略が整っても、人が訪れないことには意味がありません。インターネット上に新たにコンテンツを入れ込むということは、砂漠の中に、金塊を放り込むようなものです。モノがいくら良質であったとしても、見つけ出してもらえなければ、まったく意味がないのです。

多くの場合、導線に関しては戦略をたてた時、マーケターと一緒に考えることになるかと思います。上手い売り方については、プロを頼った方が、効率よく進みます。とにかく、どこから人を呼び寄せるのかを考えましょう。

そして、集めた人に、常に連絡を届けられるようにします。連絡先をリスト化していきましょう。より手軽にリストを構築できるのは、InstagramやFacebookページ、X(旧Twitter)、アメブロ、YouTubeなど、ソーシャルネットワークです。ソーシャルネットワークを上手く使うと、一気にリストを集めることも可能です。

FacebookページやInstagram、X(旧Twitter)であればフォロワーを増やす。YouTube、アメブロであれば、読者や登録者を増やす。コンテンツの配信を地道に続けていき、より多くのリストを集めることによって、自分の商品を見てもらえるルートをより多く獲得しましょう。このリストこそが大きな財産になってきます。

5. 宣伝しましょう。

導線を作り、リストをあつめたら、宣伝です。商品の情報もしっかり揃い、充分にその魅力が伝わるのであれば、きちんとその商品を欲する人のところに情報を届けてあげるだけで、購入されるはずです。

リストに商品を流す、ブログで記事をアップする、SNSに投稿するなど、とにかく目につくようにしましょう。宣伝していかなければ、誰もあなたの商品を見向きもしてくれません。恐れること無く、どんどん商品を宣伝してください。

ただし、ここで考えるべきことは、宣伝をあからさまにしすぎるあまり、ユーザーに対して不快に思われないようにすることです。ありとあらゆる角度から考え、どうすればもっともユーザーにとって不快にならず、しかも商品購入に結びつけることができるのかを考えてください。

一番頭を使うことになるかと思います。有益な商品も押し付けられすぎると、購買意欲をなくしてしまいます。相手の視点にたった上で、何を自分が発信すべきなのかを考えましょう。ここで多くの人に、より良い商品の、充実した情報を、適正な価格で届けることができれば、売上が見込めます。もし売れないのだとしたら、どこかが食い違っているということです。

6. まとめ

自分自身の労力さえさけば、ほぼお金をかけることなく販売までこぎつけることができます。販売プラットフォームを支えばさえ、特に自分自身で巨額の投資を行わなくても、ゼロ円からサービスを提供したり、商品を販売することが出来ます。

何度も言うようですが、これらを使わない手はありません。無料でなるべくお金をかけることなくテスト販売を行い、改善を繰り返し、ある程度売れると認識してからでも、ショッピングサイト構築などの、大きな投資を行うのは遅くはないのです。より、効率よく大きな効果を発揮できる糸口をもった上できちんとサイトを立ち上げ、マーケティングを展開してみましょう。

とは言え、今回の内容に関しても、さまざまな意見があるとは思います。「最初だからこそ、きちんとやった方がよい」「商品を無料プラットフォームで売るとブランディングに影響がある」など、意見は様々あるかと思います。

ですが、そうして確信を持たないまま大きな投資をして、キャッシュがもたなくなり、閉店となってしまう方が、どちらかというとリスクとなるのではないでしょうか。

まずは無料からマーケティングについて知り、体感し、調べ、インプットとアウトプットを繰り返してからでも、大きな投資は遅くない判断です。まずは、身の回りのすぐ出来ることから。どんどんトライしてみましょう!

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