支払いは不幸せかな? 人間の幸せってそもそも何なのか

公開日 : 2015-10-17 / 最終更新日 : 2023-11-12

支払いは不幸せかな? 人間の幸せってそもそも何なのか

先日、ムヒカ大統領のインタビューを見たんですが、割と印象に残る内容でしたよね。おそらく、シェアした人もたくさんいらっしゃったのかと思います。僕も、ムヒカ大統領の意見には、大体、同意する部分が大きかったなぁと思います。 大 […]

著者: 上山 翔太

先日、ムヒカ大統領のインタビューを見たんですが、割と印象に残る内容でしたよね。おそらく、シェアした人もたくさんいらっしゃったのかと思います。僕も、ムヒカ大統領の意見には、大体、同意する部分が大きかったなぁと思います。

大統領は多数派が選ぶのだから、多数派と同じ暮らしをしなくてはいけないこと、国民の生活レベルに応じて、自分の生活レベルもあげていく、などなど、人間そうは思っても、なかなか出来ないよなぁと、シンプルなある種の正論をまっすぐに話されていた、という印象でした。

特に、日本人が本当に幸せがどうかは疑問なんだ、とおっしゃっていたところは「おおっ」と思いました。産業に振り回されて、確かに幸せだと言える人は、多くないのかもしれないです。幸福度ランキングみたいなので、日本はそこまで高く無かったですし。46位、でしたっけ。そういう意味でも、的を得ているなと感じました。

ただ、1点だけ「ん?」て思ったことがあったんですよね。それは何かというと「あまり消費しないことで、大量に購入したものの支払いに追われ、必死に仕事をする必要がないから自由、そして幸せである」ということでです。僕は支払いが多くなったり、必死に支払いをしたりすることも、人間の幸せの一部のように感じたんですね。

「何も買わず、その代わり自由な生活」は、退屈なんです。特に頑張らなくても生きていける。仕事を必死にしなくても、1日の大部分遊んでいたとしても、割と通常以上の生活が出来る。そんな状況になったことがありました。というか、今もそうしようと思えば出来るでしょう。僕は、そんな状況から一刻もはやく抜け出したいと思いました。なぜなら、とにかく暇。暇というか、本当に自分はこんなだらだらしてていいのか、っていう不安。それが幸せだと思える人なんてどこにもいないんじゃないでしょうか。それは、今のところ家族がいないから、というのもあるのでしょうけれど。それだけに恋と家族のくだりは響きましたが。笑

支払いに追われるのはさすがに嫌です。それは幸せとは言えません。生活が苦しいから稼がなくちゃならない。日々、自分の心の緩みでこしらえてしまった借金、そういうのは嫌ですね。ただ、自分から追った上で支払いが多額に発生するのであれば、それはそれは楽しい投資になるわけです。例えば、理想の家族を手に入れるために家を買いました、とか。会社をおこすために、借り入れをしました、とか。前に進むための消費はめちゃくちゃ楽しいです。

もし、極端な話、全てを無料で手に入れられる社会とか、支払うべき対価が何もありません、とか。それが普通の社会なのであれば、何かを目指すとか目標に向かって頑張るとかなくなると思うんですよ。そこに支払うべきものがあるから、対価があるからこそ、価値を感じる。自分がリスクを追うからこそ、購入するものに大きな意味を感じることが出来る。支払いっていうのは価値を感じさせてくれる意味を作り出している気がしてます。わかりやすい言い方であれば、飽きます。全てに。

たとえば、海外旅行を無料であっちこっち行けた、とします。自分が大金持ちになって、いつでもどこでも好きなところに行けるとします。そんな生活、飽きてくるんです。この飽きる、ってことが厄介で。本当に。世界中行って、新鮮な環境や非日常に身を置くから楽しいわけで、そんな「非日常を感じることそのものを味わいすぎて慣れてしまった」としたら。そんなの、自分がワクワクできる範囲を自ら消し去ってしまうようなものです。

僕自身はけっこう飽きやすいタチです。今のところ、飽きないのは仕事だけです。実は。正直、ホームページ作ったりするのもビジネス作ったりするのも、同様に飽きないです。毎回違う要求に答えたりすることとか、似ているようで同じことが無いから好きです。たぶん、これが別のジャンルの仕事になったとしても、挑戦的な何かなら飽きないんだと思います。

海外旅行だって南の島だって、先日日本に戻ってきた時、ふと思ったんですよね。普通の旅行そのものに飽きたなぁ、そろそろ、と。ただ行くんじゃなくて、どうせ行くなら、もっとワクワクする体験がしたい、普通じゃ味わえないような経験をしたい、そんな欲求に駆られてしまいます。その普通じゃ味わえないような体験にこれから出会ったとして、それにすら飽きてしまったら、と思うとどうなるんだろ、なんて考えます。

つまり、何が言いたいかというと「支払いも幸福を生み出すための材料」だってことだと思うんですね。壁があるから手に入れた時に興奮する。何か出来ないことを出来た時に、達成感を感じる。そういった感情は非常に幸せです。で、支払いって割と、その根幹を構築してると思うんです。

ちょっと極端な話をします。

別にムヒカさんがこういうことを言っているわけじゃない、と理解しつつも、ひとまず支払うことの意味について考えてみます。

もし、ありとあらゆる物をお金を支払わなくても手に入れられる世の中になったとしたら、人は何か能動的にこんなことがしたい!とか、あんなことがしたい!なんて、まだ言うのでしょうか。僕は言わないと思いますし、それは非常に辛いことだと思うんです。それで言うと、支払いもそんなに悪いもんじゃないと思うんです。

ただし、自分の間抜けさで作ってしまった借金とかじゃないです。自分が何かを追った上で作った支払いは、あるべきだということ。つまり、やりたいことを実現するための投資。この投資があるからこそ、成功した時、何かをつかみとった時のワクワク感が存在するんじゃないでしょうか。

で、追って手に入れる支払い、つまりリスクを避けてしまえば、世の中のたくさんのワクワクするものが消えてしまう。例えば、技術の発展とか。僕は技術の発展を見たいですし、まだ見た時のない世界や経験に触れたり感じたりすることが好きです。そういうものを見たり、受け取るだけでなく、自分自身で作り出すのも好きです。たくさんの驚きを与える仕組みが生み出されるのも、それによって世界が代わっていくのも好きです。

てことは、リスクの無い世界は僕みたいな人間にとっては圧倒的に不幸でしかないなと思います。ある程度リスクを抱えられる状況でそこに飛び込むことだって、刺激的に生きたいなら幸せなんですよね。そのリスクを楽しむことが幸福で、わざわざ自分自身で目の前に高い壁を作って、自分で作った壁を越えることを楽しむような人種なんですから。それが無い世界や生き方は、全然幸せじゃないなあ、僕にとっては。

ムヒカさんは時間で物を買うというけども、その費やした時間そのものが楽しいものだったら、それでいいんじゃないのかなぁと。だから思うのは、彼の言葉は非常に深く、考えさせられるものだったけれど、例えばこれまでリスクを追って何かをしたいと思っていた人が「ああ、やっぱ何もしなくていいや」って思ったら、一体どれだけの楽しみがこの世から消え去ってしまうのだろうと思う。

僕は、満足出来ないタチに入る人間ですね、間違いなく。それがいいのか悪いのかよくわからないし、いいとか悪いとかそういう問題でもないんだと思う。でも、彼もまた、学校作ったり、花の栽培をしたり、そこに時間もお金も投資したはずで。その過程、そこに費やした時間を無駄だったとは言わないはず。ムヒカさん自身もきっと、そうやってふれあうこと、世の中の幸せのために尽くすことが、幸せの1つだったんじゃないかなぁ、と感じずにはいられないわけです。もしその過程が無くても、彼は幸せに生きたのだとは思うのだけれども。ただ、何か問題があれば見過ごせないような人だったから、そしてその問題をどうにかすることにある種の幸せを感じていたから、ここまで良い感じの大統領になったんじゃないかなぁ。

でも、その一方で、オンとオフってやつの、オフ、についての大切さを思い出させてくれたのも事実ですね。オフをどう楽しむかっていうことに対して、あまりにも素人すぎるなあ僕は。そんなんじゃダメだ、と思って、オフについてしっかり考えてみようと思うキッカケになったのも、大きかったんですけれども。

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