売れる仕事の作り方。「何を」するかより「なぜ」するか。

公開日 : 2016-09-25 / 最終更新日 : 2023-11-12

売れる仕事の作り方。「何を」するかより「なぜ」するか。

こんにちは。上山です。普段は事業を作ったり売ったりしています。 更新が途絶えてしまって、すみません。 ここ最近は、ずっと、教育活動に従事しておりました。3日後からフィリピンとシンガポールに足を運び、現地でも事業やら副業の […]

著者: 上山 翔太

こんにちは。上山です。
普段は事業を作ったり売ったりしています。

更新が途絶えてしまって、すみません。

ここ最近は、ずっと、教育活動に従事しておりました。3日後からフィリピンとシンガポールに足を運び、現地でも事業やら副業の作り方について、現地の方にお伝えしてきます。英語なので大変です。フィリピンで教育事業を売却してからというもの、あっちこっちに足を運びながら、事業の作り方について語る日々です。

私のビジョンは「世の中全ての人が、自分で仕事を作ることが当たり前になる社会の実現」です。全ての人が自分を、そして手の届く周りの人を、大好きな人を、社会や組織に頼らなくても自分自身の力で幸せに出来る術を持つ、そういう生き方の出来る方をたくさん育てていけたらと思います。

そして、願わくば、まわりにある問題を、事業を作ることによって、解決していけるような方が増えていったらと考えています。もし、個人が仕事を作ることで1つでも世の中の問題を解決していけたら。社会はもっと住みやすくなっていくのではないでしょうか。私は、そんな社会の実現は、不可能ではないと信じています。

副業や事業、たとえば個人で生きていけるだけの小さな範囲でも構いません。自分自身で自分の領域を確立し、思うがままに自分の人生を歩めるよう、この場を通じて伝えていきます。

さて、余談が長くなってしまいましたが、ここからが本題です。

仕事を作るとき、副業、事業問わず、なんらかの活動を始めるとき。最もスピード感を持って成長させることのできるスタートダッシュとはなんでしょうか。どのような角度から事業を作り出したら、より効果的に認知してもらうことができるのでしょうか。今回は、事業の初め方についてです。

大切なのは「何」をするかではなく「なぜ」するか。

人が何か仕事を作り出すとき、基本的には「何」をするか、から考えはじめます。さて仕事を作りたいけれど、何をしようか。何の事業を作ろうか。まず「何」をしようかということから入るのが、一般的です。

ところが、仕事作り、事業作りのスタート地点として「何」をしようかと考えはじめる時点で大きな間違いを犯しているのです。

スムーズな仕事作りと、壁にぶつかってしまう仕事作り、一体そこに何の違いがあるかご存知ですか? なぜ、あの人の立ち上げた仕事は上手くいっているのに、自分の仕事は上手くいかないのだろう。あの人はすごい勢いで成長していくのに、なぜ自分は同じところをぐるぐるまわっているのだろう。

その差が何かと言われたら、たった1つの言葉にまとめられます。成長していく仕事を作るときは必ず「何」をするかから始めるのではなく「なぜ」するか、から考えなければならないのです。

一般的な人の思考はこうです。

1. さて何をしよう。
2. ひとまず儲かりそうだからこれやるか。
3. どうやって売ろう。
4. なぜやっているのかは後付。

基本的に「なぜ」それをやっているのかは、何をやるかの後付にしかすぎません。特にそれをすることに理由はない。これで成功できるのは、踏み入れた分野に対して既に圧倒的な経験を持っている人か、最初のきっかけはともかくやっているうちに人を動かす本物の情熱を持てた人です。

では、はじめてトライしたのにも関わらず、一気に成長を遂げるあの人の思考を見てみましょう。

1. こういうの問題だから解決したい。
2. さて、どうすればこの問題は解決できるんだろう。
3. この事業だったら問題も解決できるからやってみよう。

問題、と言ったのはあくまで例であって、自分が思うこと、実現したいことであれば成り立ちます。例えば、スティーブ・ジョブズさんのような「世界を変えたい」も「なぜ」から入る分かりやすい例です。

1. 世界を変えたい。
2. 世界を変えるには何したらいいだろう。
3. コンピューターなら世界を変えられる。

このように、何らかの理由である「なぜ」から事業を作り出し、形にしていった結果、仕事ができあがるのです。では「なぜ」という理由から入ると、どういうわけで仕事が上手くいきやすくなるのでしょう。

面白い「ビジョン」に人の心が動かされるからです。

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例えば「水」を商品として例を出してみましょう。なかなか胡散臭い商売に使われがちの商品なので、胡散臭くならないように頑張ります。笑

この水は原価がほとんどゼロ円なので儲かる、というわけで仕事をはじめたとします。商品が気になる、というお客さんがやってきて、話をすることになりました。さて、この時どう話をするでしょうか。大抵の人は次のように話をします。

「この水はアルプスから持ってきた、すごく綺麗な水です。健康にも美容にも良いし、手頃な値段で手に入ります。毎日2リットルを目安に飲めば、身体の違いを実感できるでしょう」

と、内容はどうでもいいのですが。笑

ひとまず、水がいかにすぐれているかを話ます。ところが、大抵のお客さんは言うわけです。「ちょっと検討します」と。気に入ったとしても検討しますと言います。基本的なことは分かったけれど、今一歩、踏み出すための何かが足りないのです。

では、一気に成長していく仕事をする人は、どのように話をするでしょう。まったく「逆」の順番で話をしていくのです。少し違いを意識しながら見てみてください。

「我々は美容と健康に水で革命を起こします。ご存知の通り、人体のほとんどは水で出来ています。だから、毎日の水を変えるだけで、人間の身体は大きく改善されます。ところが、ほとんどの人は、その事実をまったく知りません。これは美容と健康にとって、大きな損失です。私たちは水に大きな可能性が秘められていることを知ってもらうため、本当に人体にとって素晴らしい水を厳選し、売っています。」

そうです。「なぜ」それをしているのかという「ビジョン」から入るのです。どちらが話に入り込むことが出来るでしょうか。大抵の場合、後者なのです。知識に訴えかけるのではなく、心に直接訴えかけるのです。

人が動くのは、大抵「心」に響いたときです。もちろん、自分にとって必要だという合理的な判断をくだすこともたくさんあるでしょう。ただ、実績も何も自分に無い場合。競合がいる場合。お客さんに価値を感じてもらえるたった1つの武器は、心に響かせることが、もっとも直接的なのです。

みなさんも誰かの言葉が心に響いて、結果的になにか行動を起こそうと思ったことはありませんか? 何かの本を読んで、胸に響いて、さて一歩を踏み出そうと考えたことはないでしょうか。

お客さんを手に入れる、仲間に誘う、チームを動かす、上司を口説きおとす。その全てにおいて最短で自分自身に価値を感じてもらえるとき、または商品に価値を感じてもらえるタイミングは、心に響いた時です。

そして、心に響いた人は踏み込むことを迷いません。ここしかない、自分はこの商品やサービスを手に入れるしかない。他の道の一切が、一気に検討材料からはずれます。競合が消滅するのです。そして、サービスや商品にリスクをとって自分の財産を賭けてくれます。

ただ、もちろん商品は本当に価値があるものでなければなりません。

商品自体に価値があると自分で信じることができていて、なおかつビジョンから入ることが出来たら、大抵の場合最初の壁は突破できます。最初の壁とは、お客さんが来なくて実績が出来ない、という壁です。この最初の壁を突破することができれば、ようやく次のステップに進むことができます。

スムーズに自分で仕事を作ろうとするならば、まず「何」をしようなんて考えないことです。

日常の中で解決したいことや、問題点、もっと便利にしたいことを見つけ出し「なぜ」その事業をやっているのかを言えるきっかけを探すべきです。世の中はこんな感じだけど、でも、もっとこうできる。だから自分が仕事をつくって解決していく。

問題点が見つからなければ、自分自身が理想とする生活圏を作り出すため、どんな事業をすればいいかを考えれば良いです。こんな世の中を実現したい。こんな社会を実現したい。身の回りの人が、こんな風に生活できたらいいのに。こういう環境を実現していくために自分に何ができるのか。

日々気をつけてまわりを見ていれば、必ずあります。

僕が教えている生徒さんの中には「待機児童問題」を解決するにはどうすればいいか、なんて考えた結果、一気にたくさん支援をもらえるようになった人もいます。「何」をするか考えている時間を「なぜ」するか考える時間に転換しましょう。そして、日々、身の回りに注意を向け、自分自身が解決したいと思える問題や、自分自身が望む理想の環境を想像してみましょう。

最もスムーズに進む仕事の作り方。それは「なぜ」その仕事をしているのか。仕事を通して何を実現したいのか、考えていくことです。ぜひ、挑戦してみてください。

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